ひかる人財プロジェクト

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呆れるほど儲かってる会社の「できる課長」がよく言っていた渋いセリフ8つとその行動(マネージャー論)

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「呆れるほど儲かっている会社」って世の中にはありますよね。

そんな会社で働いてる課長さんてどんなタイプか興味ありませんか?

 

会社が恐ろしいほど儲けるためには様々なファクターが考えられますが、やはり一番のキーは「ヒト」それもマネージャー(管理職)の存在ではないでしょうか?

 

以前私はこの記事で「こんなマネージャーが会社を潰す」というまとめをやりました。

↓↓↓

hikarujinzai.hatenablog.com

 

 

この記事を公開した当時も多くの方にブックマークしていただき、いまだに私の記事の中でPV数が常にベスト10に入っている人気記事です。

マネージャー像に対してみなさんの関心がいかに高いかがよくわかります。

 

 

当時の「会社を潰すマネージャーのタイプ」を振り返ると...

  1. プレーヤーから脱皮できず手柄を上げることに腐心する
  2. 自分に都合の良い部下だけを信頼し重用し集中して仕事を任せる
  3. 自分の考え方ややり方がすべて正しいというおごった思い込みを払拭できない
  4. 上司に弱く上司の言葉をそのまま部下に下ろす
  5. 部下に強く部下が顔色を窺ってばかりでろくに意見もしてこない
  6. 部下に経営層や経営方針などの不満を漏らす
  7. その日やらなければならない仕事だけをこなして一日が終わる
  8. 判断が必要な時に場当たり的な判断をしたり判断することから逃げる

振り返ってこうやって箇条書きにしてみると当たり前のことに終始していて少し恥ずかしいのですが、最大公約数的な視点で見ればまあこんなもんかなとは思っています。

 

なんとなくこの記事を読み返していて私はある会社のある課長(その名も松山さん)のことを鮮明に思い出してしまいした。松山さんは呆れるほど儲かっている誰もが知っている超一流企業に勤めていて、私と知り合った当時は彼は課長職でした。知り合ってもうかれこれ10年以上経ちますが、まだ50歳前にもかかわらず既に執行役員まで出世していて将来はこの会社のトップにまで登りつめるのではないかと噂されている人物です。

 

この会社は私が勤めている会社の仕入先で私が立場的には「お客さん」という関係でした。松山さんは当時営業の課長さんで最低でも月に2~3回顔を合わすというお付き合いでした。私はこの松山さんほど仕事ができると思った課長(マネージャー)は他にはいません。松山さんは人間性も素晴らしく、楽しく充実した仕事を一緒にできる人でした。そんな松山さんが常日頃よく言っていたセリフで渋くてなんかグッときたものを今日は思い出せる限り思い出して紹介したいと思います。

(松山さんの風貌は今旬の「とにかく明るい安村」さんです。彼を見ると松山さんを思い出します。)

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いまから紹介することは「マネージャーのあるべき姿」というわけではありませんが、松山さんの人間味溢れる渋いセリフから参考になることは少なからずあると思いますので是非ご一読いただければ幸いです。

それではそろそろ始めます。

 

1.「僕は良い課長ではないでしょうが、上司(部長)にとって僕は最高の部下であることには自信があります」

この言葉からいかに松山さんが部長をリスペクトし、部長の方針を理解しそれを噛み砕いて自分の言葉で部下におろしているかが一瞬にしてわかる渋いセリフです。当たり前ですが部下は上司を見てその真似をします。上司が酒の席とかで愚痴ったり、自分の上司の悪口を言ったりしているのを見ると必ず真似をしてしまいます。でも松山さんは自分自身が会社の方向性にしっかりコミットし本気で取り組んでいる姿勢をこの渋いセリフを通じて周囲に印象づけていたのです。「自分は良い上司ではないでしょうが...」と自分の置かれている状況を冷静に受け入れている(多少は謙遜でしょうが)ところも必要以上に相手に自分を大きく見せようとしないメンタルが強い人の特徴です。

【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

強いメンタル

 

 

2.「僕の課は僕より仕事できる部下がゴロゴロ居過ぎて困ってしまいます」

この言葉からいかに松山さんが優秀な部下を育成・量産し、その部下たちに愛情を注いでいるかが一瞬にしてわかる渋いセリフです。松山さんは徹底的に部下の成長にコミットメントしていました。常にどうすれば部下が成長するか考えていました。そして自分にはできない素晴らしい仕事をする部下たちに対して嫉妬するどころかそれを誇りに感じていました。大きな心を持った松山さんは部下に対して「自分のようになれ」ではなく「自分を乗り越えていけ」といった想いを捧げていることをこの渋いセリフを通じて表現していたのです。またこのように部下のいないところで部下のことを褒めるとその情報は自然と拡散していきます。巡り巡ってこのセリフが部下たちの耳に入った時に、松山さんのために頑張ろうとか、尽くしてやろうとか、ついて行こうとか思うことは想像に難くありません。

【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

大きな心

 

 

3.「僕は今日中にとか大至急みたいな緊急の仕事はギリギリまでやらないようにしています」

この言葉からいかに松山さんが中長期的な展望を持ち、自分の仕事は何ヶ月後か、何年後かの課や部の業績をつくるための仕事に心血を注がなければならないかを肝に銘じていることが一瞬にしてわかる渋いセリフです。その日その日の業務に追われ残業残業で毎日が終わってしまっているようでは課長(マネージャー)として本来やるべき仕事なんてできるはずがありません。クレーム対応やトラブル対応などどうしても大至急やらなければならない仕事があることは紛れもない事実です。でも松山さんは優秀な人材を育てたり、新しい商品や、新しい営業法や、新しい顧客を開拓することが自分の本来のミッションであることをこの渋いセリフを通じて自分にも言い聞かせていたのです。またクレーム処理やトラブル対応といった難しい仕事もしっかり見守りつつ部下に任せ、成功体験を積ませれば部下がどんどん成長していくことにも繋がるのです。

 【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

中長期的なビジョン

 

 

4.「僕は自分の仕事の9割位を部下に任せています」

この言葉からいかに松山さんが部下の能力を把握し、それに応じた量と納期の仕事を与えそれをフォローするためにある程度自分をフリーにしておこうとしていることがわかる渋いセリフです。仕事を任せるということは本当に難しいことです。自分が大活躍していた現場の仕事に携わるのは楽しいし、自分がやったほうが早いとか自分の方が上手いなどと考えてしまいがちです。また忙しそうに働いていることが美徳みたいな風潮もまだまだあるので余計部下に仕事を任せられないマネージャーが多くなってしまうのです。でも松山さんは信頼と忍耐力を持って、部下の仕事を取りあげず、自分の仕事までも部下に任せていたのです。仕事を任せることは失敗がつきものですが、松山さんは部下に失敗するチャンスを与えて成長を見守るのが自分の仕事であるとこの渋いセリフを通じて部下にも覚悟させていたのです。忙しすぎるマネージャーは部下を見る余裕も、フォローする余裕もないので結局それは部下に対して無関心ということにほかなりません。

【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

忍耐力(胆力)

 

 

5.「僕は部下に対してはGIVEアンドGIVEだと思っています」

この言葉からいかに松山さんが部下の幸せを最優先に考え自分の評価や見返りなどを期待せず部下のために親身になって一生懸命行動していたかがよくわかる渋いセリフです。人は(特にエリート意識の強い人は)自分だけが得したいとか、自分だけが評価されたいとか、自分以外は皆敵だとか考えがちです。社内で自分と他人(部下も含め)を比べ、自分より評価の高そうな人に嫉妬したりときには足を引っ張ったりしたくなるものです。でも松山さんは部下を応援すべき対象と位置づけています。松山さんは部下の長所や強みや得意なことだけに目を向け、部下をサポートし、勇気づけ、自信を与え続けなければならないことをこの渋いセリフを通じて自分の心構えとして再確認していたのです。真剣に応援する部下が多ければ多いほどその部下たちは将来その上司に何倍、何十倍の恩返しをしてくれるものです。松山さんがそこまで見通してこのセリフを言っていたかどうかは今となっては知る由もありませんがそのことは彼の今のポジションが物語っているのではないでしょうか。

【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

見返りを期待しない愛情

 

 

6.「僕は部下が成果をあげることより自信をつけてくれることに喜びを感じます」

この言葉からいかに松山さんが部下に自信つけさせるために部下のポテンシャルをどんどん掘りおこし開花させようとしていたかがよくわかる渋いセリフです。よく成果ありきで成果があがれば自信に繋がると言われていて、とにかく成果をあげることを部下に強要している上司を見かけますが、松山さんは全く逆の考え方でした。松山さんは部下が成果をあげるためには部下がまず「自分にもきっとできる」という自信をつけなければならないということをこの渋いセリフを通じて部下に対して暗示をかけていたのです。松山さんは部下によく「君ならきっとクリアーできる」と言って仕事を与えていました。そこには過度なプレッシャーは全く感じさせず、逆にプラスの暗示を入れて自信をつけさせているように見えました。部下にプラスの暗示をいれ、とにかく行動を起こさせ、その行動を上司が認めてやれば部下は徐々に自信をつけ大きな仕事にどんどんチャレンジするようになっていくのではないでしょうか。

【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

プラスの暗示力

 

 

7.「僕は部下に好かれようとは思いませんが部下のことを好きになることに全精力を注いでいます」

この言葉からいかに松山さんが部下を好きになろうとしていたか、そしてそうすることが部下とコミュニケーションを友好にとることができる最善の方法であると考えていたかがよくわかる渋いセリフです。一昔前までは「上司は嫌われてナンボ」みたいな風習がありましたし今でもこういったことを強調して言うマネージャーをたまに見かけますが私はそんな人を眉唾で見ています。部下から嫌われたいと思っている人はおそらく皆無でしょうし、こんな発言は部下がついてこない人の開き直りではないかと感じてしまいます。その点松山さんは部下に好かれようとする前に部下を好きになることが結果的には部下に好かれる近道で、円滑に仕事を進めることができるようになるということをこの渋いセリフを通じて実感していたのです。よく自分が嫌いな人は間違いなく相手も自分のこと嫌いだし、自分が好きな人は相手も自分のことが好きな可能性が高いと言われますがまさにこのことです。日本人は何か施しを受けるとお返しをしないといけないという感情がDNAに刻み込まれているのかもしれません。

【松山さんにあって凡人の私にないもの】

大好きになる純粋さ

 

 

8.「僕は管理職ですが部下の仕事を管理しようと思ったことは一度もありません」

この言葉からいかに松山さんが部下の仕事を管理することに主体を置かずどちらかというと仕事を部下と共有しようとしていたことがよくわかる渋いセリフです。管理という言葉は「範囲を限定し維持・統制する」というニュアンスですが、松山さんは管理職の真のミッションは「高い目標を目指しチームを発展させていく」ことであって「部下を縛りつける」ことではないと考えていました。「報連相」も部下から上司にさせる前に上司から部下にするものだとよく言っていましたし、仕事も率先実行で実際の行動で部下に見せていこうとしていました。松山さんは上司が部下の仕事にあれこれ首を突っ込んで管理というより監視しているような体制より、情報提供しながら仕事を部下と共有する体制の方が無理のないマネジメントが実現されるということをこの渋いセリフを通じて部下と共有していたのです。いつの時代でも自分はふんぞり返って何もせず、部下を縛りつけるだけ縛りつける刑務所の看守のような上司には誰もついて行きません。

【松山さんにあって凡人の私にはないもの】

率先実行 

 

 

もっともっとあったはずですが思い出せたのはこの8個です。

ここまでのまとめとして、できる課長さんである松山さんにあって凡人の私にはないものを箇条書きにしてみます。

  1. 強いメンタル
  2. 大きな心
  3. 中長期的なビジョン
  4. 忍耐力(胆力)
  5. 見返りを期待しない愛情
  6. プラスの暗示力
  7. 大好きになる純粋さ
  8. 率先実行

いかがですか、「できそうでできないもの」「もってそうでもってないもの」ばかりではないですか。

 

当たり前のことですが課長(マネージャー)は管理職ですし、管理職とは経営者の視点に立って行動しなければならない立派な経営陣です。経営陣である以上、目標を達成させるために経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を活用し部下とともに結果を出し続けなければなりません。これがいわゆる「マネジメント」です。

 

「マネジメント」を具現化することはサラッと口で言うほど簡単なものではありません。頭でっかちに無我夢中で突き進んでも、振り返ったときには周りに誰もいないという光景はありがちなことです。自分一人では成果なんてこれっぽっちもあげられるはずがありません。周りを巻き込み、部下のモチベーション(心のエネルギー)を高めてはじめて「マネジメント」が動き出すのです。

 

でも世の中のすべての管理職が日夜挑んでいる難敵「マネジメント」も、今日ご紹介した松山さんのように自然に、しなやかに、真摯に取り組めば案外簡単にできてしまうことなのかもしれません。できる人はできるし、できない人は一生かかってもできないことなのでしょうが、松山さんのセリフと行動からひとつでも参考になるヒントを見つけていただければこの記事を書いた意味が出るというものです。ただ少なくとも私自身が改めて松山さんの渋いセリフを楽しめた(味わえた)いい機会になったのでこの記事を書いて本当によかったと思っています。

 

「呆れるほど儲かっている会社」にはやはり松山さんのような人財がきらりと光っているものなんだなあというお話でした。