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【マジうぜーやつ】「はりきり過ぎ」「でしゃばり過ぎ」と揶揄される上司(マネージャー)の下で働く部下たちの憂鬱

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みなさんの働いている会社に「はりきり過ぎ」とか「でしゃばり過ぎ」と揶揄されて悲しいくらいに空回りしている上司(マネージャー)はいませんか?

 

「いない」とお答えになった方は今日の記事は軽く興味本位で読んでみてください。

「いる」とお答えになった方は是非読んでみて「こういうのうちだけじゃないんだ...」と納得していただければ幸いです。

 

私は先日のこの記事を公開したのですが...

↓↓↓

hikarujinzai.hatenablog.com

 

お読みいただければ一目瞭然なのですが、私も以前は酷い有様でした。聡明な読者の方に「空回りしてますね」とのありがたいコメントもつけていただきました。そんなブコメを読んでいてなぜか自分のことは完全に棚に上げつつ、確か3年ほど前にうちの会社で課長になったある男のことを思い出して(これネタになると)ほくそ笑んでしまいました。

 

 

彼は良く言えば真面目でポジティブで一見爽やかな男なのですが、悪く言えば「ど」がつくほどの天然で、お世辞にも思慮深いとは言えない人物です。頭より体とか勢いで仕事をするタイプです。そんなタイプなのである役員に寵愛されていて(そのことと無関係ではないはずですが)、30代半ばで営業部の課長に昇進しました。うちの会社ではそこそこ早い出世です。

 

そこで一気に15名ほどの部下を持つことになったのです。彼はその役員からパンパンに空気を入れられ、当初はち切れんばかりのやる気を漲らせて課長の仕事に取り組んでいました。

 

でも「好事魔多し」とはよく言ったものです。彼はどちらかというといじられキャラでもあったので余計なのでしょうが、部下に散々「はりきり過ぎ」とか「でしゃばり過ぎ」と揶揄されていました。多少「出る杭は打たれる」的な空気があったのかもしれません。しばらくしてあまりにも空回りしすぎていて、彼の課が空中分解を起こしかねないという事態にまで発展し、役員からの指示でいよいよ総務の私にお鉢が回ってきたというわけです。

 

そこで私はある若い女性の部下にその課のスタッフひとりひとりから現状をヒアリングするように指示しました。彼女は話を聞きだす天才なので相当エグい内容(憂鬱)も聞き出してくれました。その新米課長は根本的に悪い男ではないし、会社から与えられたミッションを遂行しようと必死であることは誰の目にもわかっていたので、部下にドン引きされてる窮状が本当に気の毒でした。

 

そのスタッフからあがってきた情け容赦ない指摘をざっくりまとめると、

「とにかく熱すぎてウザい、余計やる気がなくなる」

といったものが大部分でした。

 

そのいくつかが私のPCにまだ残っていましたので今日はそれを紹介したいと思います。

 

同じような境遇、同じような性格の方は「昨日は人の身今日は我が身」と思って参考にして損はないと思います。

それではそろそろ始めます。

 

1.矛盾

「業務改善」とか「風通しの良い会社」とかイマイチよくわかんないこといって余計な書式や業務を散々増やしといて、同時に「もう少し残業を減らせ」って言われても減らせるわけなくないですか?まあ最終的には仕事端折るしかないですよね。

 

2.労働

課長が顔をひきつらせて休日出勤や深夜残業ガンガンやってらっしゃるので、それ見ちゃうとこっちが合コンで定時にあがったり、海外旅行行くために有給休暇取ったりし辛いんですよね、でも定時であがりますし有休取りますけど。

 

3.押し付け

自分が読んだマネジメントがどうしたみたいな自己啓発本的なものをいきなり持ってきて「これ絶対将来君のためになるから読みなよ」って言われても...私結婚したら寿退社予定なんですよ。それでも必要なんですかね。

 

4.達成感

毎日、毎日、「目標達成!目標達成!」って最初の2~3ヶ月は頑張って目標をみんなで達成してましたけど、達成すればしただけ会社もどんどん目標を高くしてくるし、なんかメリハリがなくて疲れちゃって糸が切れちゃいそうです。

 

5.相談

ちょっと元気がなかったり、イライラした態度取ったりするとすかさず会議室に呼び出されて「何かあった?相談にのるよ!」って言ってくれるのはうれしいんですけど、90%以上ひとりでしゃべって挙句の果てに「まあとにかくがんばれ」って言われてもなんか違う気がするんですけど。

 

6.質問

何か仕事のことで質問するとノリノリでテンションMAXでアドバイスしてくれるんですが、とにかく勢いだけで的を射るものが少なくて余計に頭が混乱しちゃうんです。でも質問するととりあえずうれしそうなんで時々必要なくても質問してあげています。

 

7.外見

なんか課長になった途端スーツやシャツも派手になったし、時計も変わりましたね。車もアウディに買い換えたって噂もあるし。別にいいんですけどなんか外見に仕事がついていってないような気がしなくもないですよね。他にやることがある気がします。私が言うことではないですが。

 

8.仕事を任せる

どこで聞いてきたのか「部下に仕事を任せなければ部下は成長しない」みたいなことに変に固執している節があるんですけど、この前結構僕にとっては厳しい仕事振られちゃって、あまりフォローもしてくれないし案の定うまくいかなくて逆に自信なくしちゃいましたよ。

 

9.クレーム

お客様からクレームがきたら真っ先に矢面に立とうとしてくれるのは良いんですけど、お客様にもいろんなタイプがいるので必ずしも課長みたいな朴訥でまっすぐなタイプが通用するわけでもなく、最近多い論理的なインテリタイプのクレーマーにはかえって餌食になっちゃうんでその辺はこっちが気を遣います。

 

10.押し売り

「君は絶対に力がある」「君ならきっと達成できる」とギラギラとしたまなざしで私を勇気づけてくれるのはうれしいんですけど、なんか課長に言われれば言われるほど冷めちゃうんですよね。心がこもってないとかではないんですが、なんか押し売りされてるみたいなんです。なんでも押し売りされると買いたくなくなっちゃうでしょ。

 

11.横並び

あいつとは同期なんで入社以来仲良くやってきたんだけど、課長になった途端急に会社のルールとかにうるさくなっちゃって。以前は一緒になって上司の悪口言ったり、軽くルール破ったりしてたのに急に手のひらを返すように聖人君子になられてもなんかねえ。

 

12.虚勢

いままでは結構いじられキャラでそれをよくわかってたのか、なにかミスしてもあっけらかんとオープンにして逆に「笑い」に持っていくようなおしゃれなとこがありましたけど、今は自分の弱みを部下に見せてはいけないと思っているのかしょうもないことを隠したり責任転嫁したりして自分を強く見せようとしてる気がするんですよね。

 

 

 

 

今日のところはこれでおわりにします。(部下15人中12人分)

とってもメランコリックですよね。

(ただ彼の名誉のために付け加えて言っておきますが、彼は今は立派な課長として頑張っています。決して面白がっているわけではありません。)

 

仕事に前向きであればあるほど肩に力が入ってしまい、周りの空気が読めず、思いっきり空振り(空回り)してしまったという典型でした。

 

彼は持ち前の性格の良さがあったのでその後我々(総務部)がさほど関与することなく徐々に部下の信頼を得ていきましたが、ひとつだけ私の上司(役員)が彼にアドバイスしていたことがありますので、それを最後に紹介します。

 

それは、

「マネージャーが殊更に燃えていることをアピールすると部下は冷めてしまいます。

マネージャーが殊更に自立していることをアピールすると部下は依存してくるかお前やればとなって離れていきます。

われわれは凡人ですよね。

松岡修造のように熱さや男気だけで人を巻き込むほどの魅力はありません。

だとしたら少しだけ冷静になって、少しだけ部下に依存する、頼るよう心掛ければ少しはうまくいくかもしれないですよ。」

 

さんざん空回りし悲しいほど孤立した経験のある私にも心にグサッと刺さったことは言うまでもありません。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。 

 

 

(日めくり)ほめくり、修造!

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(日めくり)まいにち、修造!

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