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【TAC2017年社労士試験本試験分析】ドクターX的にTAC様の合格ライン予想を表現すると『私的中しないので(キリッ)』

『ドクターX~外科医・大門未知子~Original Soundtrack 2』 Music by 沢田完

昨日みなさんが待ちに待ったTACの2017(平成29)年度社労士試験本試験分析が公開されました。

もうみなさんチェックしましたか?

お読みになってどのようにお感じになられましたか?

納得ですか?

それとも・・・

 

TACは母集団(登録人数)もダントツに多く、受講者のレベルも高いと言われていますので、TAC発信の情報はなんとなく揺るぎないものであるというバイアスがかかり、その予想やデータに熱い注目が集まります。

一部の受験生にとってはまさに「TAC様」状態とも言えます。

そんなTACが発表した今年度の予想合格ラインは、

◎合格基準補正(救済)の可能性

◆選択式

「労一」についての、補正が行われる可能性がないとは言えないが、「健保」の方が、データから見る限り補正が行われる可能性は高いということができる。

◆択一式

受験生全体のデータを見てみないとはっきりしたことはわからないが、現時点では補正が行われる可能性は低いといえよう。

 

◎総得点

◆選択式

今年の合格基準は、誤差も考慮すると25点が有力となる。

◆択一式

これには数の累計を考慮すると、平成27年の合格基準点45点に+1点を見込んだ46点が最有力ということになる。

だそうです。

これ、本当に的中するのでしょうか?

そこで今日は性格の悪い私が、重箱の隅をつつくような、たわいもない検証をしてみます。

毎度の薄口な検証ですので、参考程度にお読み頂ければ幸いです。

 

 

 

TACの過去の合格ライン予想的中実績

過去4年のTAC様の合格ライン予想の的中実績です。

◎平成28年度(2016

合格率

4.4%(合格率が低止まりしてしまうのか)

合格者数

1,770人 

2016年度は択一式の合格ラインが想像以上に低かった(過去10年で最も低い結果)ことが印象的です。

さらに近年ほとんど行われていなかった択一式の救済が3科目も入ったということにも驚かされました。

選択式はデータ的にはもう少し救済が行われそうな予想でしたが2科目に止まりました。

★合格基準点

◆選択式合格ライン

23

 

◆選択式救済

労一・健保(2点)

 

◆択一式合格ライン

42

 

◆択一式救済

常識、厚年、国年(3点)

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

24~26点

 

◆選択式救済 ほとんどハズレ

・労一 2点補正 可能性あり(五分五分)

ただ受験生の多くが2点に集中した場合補正が見送られる可能性もあり 

・雇用

労一に比して補正が行われる可能性は低い 

 

◆択一式合格ライン 完全にハズレ

44~45点

 

◆択一式救済 ほとんどハズレ

なし(わずかに国年) 

 

◎平成27年度(2015)

合格率

2.6%(過去最低)

合格者数

1,051人

2015年度はなんと言っても選択式の労災が、各資格学校の予想を尻目に、無残にも救済されなかったことが最大のポイントです。

あと択一式の合格ラインが予想外に高かったことも注目に値します。

★合格基準点

◆選択式合格ライン

21

 

◆選択式救済

労一・社一・健保・厚年(2点)

 

◆択一式合格ライン

45

 

◆択一式救済

なし

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

22~23

 

◆選択式救済 ほとんどハズレ 

労災・労一・健保(2点) 

 

◆択一式合格ライン 完全にハズレ

42~43

 

◆択一式救済 議論の価値なし 

なし

 

◎平成26年度(2014)

合格率

9.3%(近年にない高い水準)

合格者数

4,156人

2014年度は難易度が低いと言われていた選択式において「雇用」と「健保」が救済されたことと、中でも難易度が高かった「労一」が救済されなかったことがポイントです。

また択一式で久々に「一般常識」が救済されたことにも驚かされました。

択一式の合格ラインももう少し高くなりそうな予想でしたが、この点はいい意味で裏切られました。 

★合格基準点

◆選択式合格ライン

26

 

◆選択式救済

雇用・健保(2点)

 

◆択一式合格ライン

45

 

◆択一式救済

一般常識

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

28

 

◆選択式救済 完全にハズレ

なし

 

◆択一式合格ライン 完全にハズレ

48・49

 

◆択一式救済 完全にハズレ

なし

 

◎平成25年度(2013)

合格率

5.4%(当時過去最低)

合格者数

2,666人

2013年度は選択式の難易度が非常に高く、どの科目が何点救済されるのか注目が集まりました。

特に選択式の「労災」と「社一」が2点救済か1点救済か喧々諤々議論が繰り広げられましたが、蓋を開けてみると「社一」のみが1点救済でした。

また選択式の「雇用」救済はどの資格学校も予想していませんでしたが、スルッと救済されました。

★合格基準点

◆選択式合格ライン

21

 

◆選択式救済

社一(1点)

労災・雇用・健保(2点)

 

◆択一式合格ライン

46

 

◆択一式救済

なし

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

24

 

◆選択式救済 ほとんどハズレ

労災・社一・健保(2点) 

 

◆択一式合格ライン 3点予想で珍しく的中

44~46 

 

◆択一式救済 議論の価値なし

なし

 

いかがですか?

お世辞にもTAC様の予想が的中しているとは言えませんよね…

この過去4年で唯一完全的中と言えるのは、2013年度の択一式の総得点予想だけです。

それも44・45・46点の3点予想で46点決着ですので、それほど褒められたものでもありません。

これを見てあなたはTAC様の予想が的中すると思いますか?

きっと大門先生なら「いたしません(キリッ)!」と答えるのではないでしょうか。

 

 

TACの過去の平均点と合格点の相関

次にTAC様の総得点の平均点と合格点に一定の相関関係があるのか見てみます。

◆選択式(TAC平均点・合格点・乖離の順)

2017 29.0・25(予想)・4.0(予想)

2016 27.3・23・4.3

2015 24.5・21・3.5

2014 32.2・26・6.2

2013 24.9・21・3.9

2012 30.2・26・4.2

2011 26.9・23・3.9

2010 27.3・23・4.3

2009 30.7・25・5.7 

2008 27.7・25・2.7

過去9年のTAC平均点と本試験合格点の乖離の幅 2.7〜6.2 

 

◆択一式(TAC平均点・合格点・乖離の順)

2017 44.3・46(予想)・1.7(予想)

2016 39.4・42・2.6

2015 41.4・45・3.6

2014 44.3・45・0.7

2013 44.4・46・1.6

2012 45.5・46・0.5

2011 44.8・46・1.2

2010 46.7・48・1.3

2009 44.9・44・−0.9(平均点>合格点) 

2008 46.4・48・1.6

過去9年のTAC平均点と本試験合格点の乖離の幅 −0.9〜3.6 

 

いかがですか?

一定の法則性を見いだせそうですか?

過去9年間において、選択式で2.7〜6.2、択一式で−0.9〜3.6の乖離幅があります。

TACはこの乖離(特に前年の乖離)を参考にして合格点を予想しているみたいですが、そこに一定の蓋然性は担保されているのでしょうか?

これを見てあなたはTAC様の予想が的中すると思いますか?

きっと大門先生なら「いたしません(キリッ)!」と答えるのではないでしょうか。

 

 

この部分理解できましたか?

先ずTACの総合的な合格基準分析の択一式の合格点を予想した部分を抜粋します。(8ページの❸の部分)

昨年の本試験の合格基準点は42点なので、3点上がった45点が有力となる。ただし、「合格基準の考え方」には、「前年の平均点との差により合格基準点の上下を行うが、前年に科目ごとの補正があった場合は、補正が行われなかった直近の年度の平均点も考慮する。」との記載があり、また「総合得点の補正により、合格基準点を上下させた際、四捨五入によって切り捨て又は繰り入れされた小数点第1位以下の端数については、平成13年度以降、累計し、±1点以上となった場合は、合格基準点に反映させる。」との記載もある。

仮に今年は補正が行われないとすると、直近で補正が行われなかった平成27年(本試験平均点31.3点)との比較となり、この年の本試験の合格基準である45点を上回ることが予想される。これに端数の累計を考慮すると、平成27年の合格基準点45点に+1点を見込んだ46点が最有力ということになる。

「仮に〜」以下の後半部分、みなさんはどのように理解なさいましたか?

私の拙い文章読解力で要約すると、

①補正が行われなかった年度の平均点も考慮するので、今年は平成27年の45点よりはおそらく上回る

②平成13年以降端数の累計がおそらく1点以上プラスになってるので1点上がる 

③よって合格ラインは46点が有力

この①〜③の流れが理解できましたか?

①は確かに解ります。平成27年より今年の方がTACの平均点も高いので、45点を上回ることを予測するのも頷けます。(TAC平均点:41.4⇨44.3)

でもそこに②の話を織り込んで、③でプラス1点の46点を最有力としたのにはちょっと理解に苦しみます。

そもそも平成13年度以降の端数累計がプラス1点になっている根拠はあるのでしょうか?(もしどこかで公表されているのであれば申し訳ありません、私の認識不足です。)

 

この件は、択一式の合格ラインが少しでも下がるような話ではないので、余談といえば余談ですが、アホな私の頭では理解できなかったのでちょっと取り上げてみました。

関係者の方、聡明な方でスッキリとしたご説明をしていただける方がもしいらっしゃいましたら是非コメント欄にてお願い致します。

 

 

 

以上【TAC2017年社労士試験本試験分析】ドクターX的にタック合格ライン予想を表現すると『私的中しないので(キリッ)』でした。

今回ネタにさせていただいたテレビドラマ「ドクターX」がもうすぐ放映開始になるそうです。

あの強気な大門未知子先生が帰ってくると思うと今からワクワクしますが、TAC様の合格ライン予想もその大門未知子先生に「キリッ」と切られてしまわないか少し心配です。

それもこれも合格発表日までは藪の中ですので、その日を楽しみに待ちたいと思います。

最後になりましたが、みなさんの合格を心よりお祈りしております。

「私失敗しないので(キリッ)」と11月10日は言いたいものですね!

 

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