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【誇り高き王者の復権なるか?】社労士試験2018利用者数ダントツのTACデータリサーチ平均点から合格ライン(救済)を検証!

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先日みなさんが待ちに待ったTACの2018(平成30)年度社労士試験本試験分析が公開されました。

もうみなさんチェックしましたか?

お読みになってどのようにお感じになられましたか?

納得ですか?

マジか?って感じですか?

せやな?って感じですか?

TACの予想合格ラインはいい線ついていましたでしょうか?

それとも・・・

 

TACは母集団(登録人数)もダントツに多く、利用者のレベルも高いと言われていますので、TAC発信の情報はなんとなく揺るぎないものであるというバイアスがかかり、その予想やデータに熱い注目が集まります。(最近は眉唾ですが…)

一部の受験生にとってはまさに「TAC様」状態とも言えます。

そんなTACが発表した今年度の予想合格ラインは、

 

◎合格基準補正(救済)の可能性

◆選択式

受験生全体の得点の分布状況によっては、他の科目が補正対象となる可能性もないとは言えないが、データリサーチの数値から見る限り、補正は「国年」1科目にとどまる可能性が高い。

◆択一式

受験生全体のデータを見てみないとはっきりしたことはわからないが、現時点では補正が行われる可能性は低いといえよう。

 

◎総得点

◆選択式

本年度の合格基準は23点が有力となる。

◆択一式

昨年の本試験の合格基準点と同様の45点が有力となる。

 

だそうです。

これ、本当に的中するのでしょうか?

毎度の薄口な検証ですので、参考程度にお読み頂ければ幸いです。

 

 

 

TACの過去の合格ライン予想的中実績

過去4年のTAC様の合格ライン予想の的中実績です。

◎平成29年度(2017)

合格率

6.8%(比較的平穏な決着)

合格者数

2,613人

2017年度の択一式のポイントは「厚年」が救済されたことです。

選択式のポイントは「労一」が救済されなかったことと、「雇用」が救済されたことです。

「労一」の救済はほとんどの予備校が予想し、「雇用」の救済を予想した予備校はほぼ皆無でした。

「労一」2点の受験生は恐れていた結末に愕然とし、「雇用」2点の受験生は予想外の朗報に歓喜するという本当に皮肉な結果となりました。

「雇用」の救済は非常に予想し辛い(予想外に出来が悪かった)措置でした。

また択一式の45点をクリアできなかった受験生数が多い結果となりました。

 

★合格基準点

◆選択式合格ライン

24点

 

◆選択式救済

雇用・健保

 

◆択一式合格ライン

45点

 

◆択一式救済

厚年

 

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

25点

 

◆選択式救済 完全にハズレ

なし

 

◆択一式合格ライン 変更してハズレ

45点⇨46点(変更)

 

◆択一式救済 完全に外れ

なし

  

◎平成28年度(2016

合格率

4.4%(合格率が低止まりしてしまうのか)

合格者数

1,770人 

2016年度は択一式の合格ラインが想像以上に低かった(過去10年で最も低い結果)ことが印象的です。

さらに近年ほとんど行われていなかった択一式の救済が3科目も入ったということにも驚かされました。

選択式はデータ的にはもう少し救済が行われそうな予想でしたが2科目に止まりました。

★合格基準点

◆選択式合格ライン

23

 

◆選択式救済

労一・健保(2点)

 

◆択一式合格ライン

42

 

◆択一式救済

常識、厚年、国年(3点)

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

24~26点

 

◆選択式救済 ほとんどハズレ

・労一 2点補正 可能性あり(五分五分)

ただ受験生の多くが2点に集中した場合補正が見送られる可能性もあり 

・雇用

労一に比して補正が行われる可能性は低い 

 

◆択一式合格ライン 完全にハズレ

44~45点

 

◆択一式救済 ほとんどハズレ

なし(わずかに国年) 

 

◎平成27年度(2015)

合格率

2.6%(過去最低)

合格者数

1,051人

2015年度はなんと言っても選択式の労災が、各資格学校の予想を尻目に、無残にも救済されなかったことが最大のポイントです。

あと択一式の合格ラインが予想外に高かったことも注目に値します。

★合格基準点

◆選択式合格ライン

21

 

◆選択式救済

労一・社一・健保・厚年(2点)

 

◆択一式合格ライン

45

 

◆択一式救済

なし

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

22~23

 

◆選択式救済 ほとんどハズレ 

労災・労一・健保(2点) 

 

◆択一式合格ライン 完全にハズレ

42~43

 

◆択一式救済 議論の価値なし 

なし

 

◎平成26年度(2014)

合格率

9.3%(近年にない高い水準)

合格者数

4,156人

2014年度は難易度が低いと言われていた選択式において「雇用」と「健保」が救済されたことと、中でも難易度が高かった「労一」が救済されなかったことがポイントです。

また択一式で久々に「一般常識」が救済されたことにも驚かされました。

択一式の合格ラインももう少し高くなりそうな予想でしたが、この点はいい意味で裏切られました。 

★合格基準点

◆選択式合格ライン

26

 

◆選択式救済

雇用・健保(2点)

 

◆択一式合格ライン

45

 

◆択一式救済

一般常識

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

28

 

◆選択式救済 完全にハズレ

なし

 

◆択一式合格ライン 完全にハズレ

48・49

 

◆択一式救済 完全にハズレ

なし

 

◎平成25年度(2013)

合格率

5.4%(当時過去最低)

合格者数

2,666人

2013年度は選択式の難易度が非常に高く、どの科目が何点救済されるのか注目が集まりました。

特に選択式の「労災」と「社一」が2点救済か1点救済か喧々諤々議論が繰り広げられましたが、蓋を開けてみると「社一」のみが1点救済でした。

また選択式の「雇用」救済はどの資格学校も予想していませんでしたが、スルッと救済されました。

★合格基準点

◆選択式合格ライン

21

 

◆選択式救済

社一(1点)

労災・雇用・健保(2点)

 

◆択一式合格ライン

46

 

◆択一式救済

なし

 

★TACの的中しない予想

◆選択式合格ライン 完全にハズレ

24

 

◆選択式救済 ほとんどハズレ

労災・社一・健保(2点) 

 

◆択一式合格ライン 3点予想で珍しく的中

44~46 

 

◆択一式救済 議論の価値なし

なし

 

いかがですか?

お世辞にもTAC様の予想が的中しているとは言えませんよね…

この過去5年で唯一完全的中と言えるのは、2013年度の択一式の総得点予想だけです。

それも44・45・46点の3点予想で46点決着ですので、それほど褒められたものでもありません。

特に2017年は酷いですね。

選択式の救済はなんと「なし」、択一式の合格ラインはわざわざ変更してはずしています。

選択式の救済がないなんて、最近の流れからはほぼ考え辛いですよね。

択一式も変更しなければ当たっていました。

これを見てあなたはTAC様の予想が的中すると思いますか?

 

今回の分析資料の中でTAC自身が誇り高くも述べておられますが、「データリサーチの利用者が比較的得点の高い受験生に偏っている傾向にある」を分析しきれていない(コントロールできていない)のではないでしょうか。

自校のサービスに登録した受験生のレベルが高いと自画自賛するのは大いに結構ですが、これだけ合格ライン予想が当たらないと(的中実績はおそらく業界最下位クラス)少し合格ライン予想に見直しをかけた方が良いのではないかと思ってしまいます。 

当たり前のことですが、データリサーチの利用者のレベルが毎年乱高下しているから予想が全く当たらないのでしょう。

それを踏まえて、あえてTACの平均点と合格点や救済科目との相関を見ていきましょう。

 

 

TACの過去の平均点と合格点の相関

次にTAC様の総得点の平均点と合格点に一定の相関関係があるのか見てみます。

◆選択式(TAC平均点・合格点・乖離の順)

2018 27.9・23(予想)・4.9(予想)

2017 29.0・24・5.0

2016 27.3・23・4.3

2015 24.5・21・3.5

2014 32.2・26・6.2

2013 24.9・21・3.9

2012 30.2・26・4.2

2011 26.9・23・3.9

2010 27.3・23・4.3

2009 30.7・25・5.7 

2008 27.7・25・2.7

過去10年のTAC平均点と本試験合格点の乖離の幅 2.7〜6.2 

 

◆択一式(TAC平均点・合格点・乖離の順)

2018 44.4・45(予想)・0.6(予想)

2017 44.3・45・0.7

2016 39.4・42・2.6

2015 41.4・45・3.6

2014 44.3・45・0.7

2013 44.4・46・1.6

2012 45.5・46・0.5

2011 44.8・46・1.2

2010 46.7・48・1.3

2009 44.9・44・−0.9(平均点>合格点) 

2008 46.4・48・1.6

過去10年のTAC平均点と本試験合格点の乖離の幅 −0.9〜3.6 

 

いかがですか?

一定の法則性を見いだせそうですか?

過去10年間において、選択式で2.7〜6.2、択一式で−0.9〜3.6の乖離幅があります。

TACはこの乖離(特に前年の乖離)を参考にして合格点を予想しているようですが、そこに一定の蓋然性は担保されているのでしょうか?

これを見てあなたはTAC様の予想が的中すると思いますか?

答えは「NO」と言わざるを得ません。

この乖離幅で一点予想は危険のような気がします。

参考までに乖離の最大値を適用すると、択一式で44点〜48点の可能性が出てきます。

今年の択一式「45点」、選択式「23点」のTAC予想に大いに注目しましょう。

 

 

選択式救済科目の平均点上限値と2点以下割合下限値

2018 国年(予想)2.8

(最下位)国年2.8 

2017 雇用3.7 健保2.7

(最下位)健保2.7 

(参考)労一2.9で救済されず

2016 労一2.1 健保3.3

(最下位)労一2.1

2015 労一1.9 社一3.2 健保2.8 厚年3.1

(最下位)労一1.9

2014 雇用4.3 健保3.6

(最下位)労一3.0救済されず

2013 労災1.9 雇用3.6 社一1.9(1点救済) 健保2.1

(最下位)労災1.9 社一1.9 

(参考)労一3.3で救済されず 

2012 厚年2.9

(最下位)社一2.7

2011 労安3.4 労災2.4 社一2.6 厚年3.7 国年3.5

(最下位)労災2.4

(参考)労一2.8で救済されず

2010 社一3.0 健保3.5 厚年2.8 国年2.3(1点救済)

(最下位)国年2.3

2009 労安2.7 労災3.4 厚年4.1

(最下位)労安2.7 

(参考)労一2.9で救済されず

2008 健保2.2 厚年3.2 国年3.1

(最下位)健保2.2

 

◆過去10年の選択式で救済された科目別のTAC平均点の上限値

労安 3.4

労災 3.4

雇用 4.3

労一 2.1

社一 3.2

健保 3.6

厚年 4.1

国年 3.5

 

◆2018年度の平均点(◎は救済上限値以下の科目)

労安 3.3◎

労災 4.0

雇用 4.4

労一 3.0

社一 3.0◎

健保 4.0

厚年 3.4◎

国年 2.8◎

 

◆選択式2点以下割合前年比較

前年の2点以下割合 

労安 1.7%

労災 4.4%

雇用 14.7%(救済)

労一 33.1%

社一 16.9%

健保 46.2%(救済)

厚年 10.7%

国年 12.1%

 

◆今年の2点以下割合(◎は前年の雇用の値(14.7%)を上回った科目) 

労安 20.5%◎

労災 3.2%

雇用 7.5%

労一 34.4%◎

社一 28.1%◎

健保 10.2%

厚年 20.5%◎

国年 40.1%◎

 

「平均点」の上限値と「2点以下割合」の前年下限値の両方クリアした科目の

労安・社一・厚年・国年

がTACのデータから検証すると救済の可能性がありそうです。

「労安」はかなりのダークホースですね。

「労一」は数値的には救済可能性は高いのですが結果はどうなるでしょう。

TACは強気に「国年」一点予想です。

誇り高きTACデータからの導出ですのであまりアテにはなりませんが・・・

 

 

 

以上が【誇り高き王者の復権なるか?】社労士試験最王手・利用者数ダントツのTACデータリサーチ平均点から合格ライン(選択式救済可能性)を検証!でした。

注目の選択式救済の可能性は、「労安・社一・厚年・国年」となりました。

今回「労一」が救済候補から惜しくも外れたのは過去の労一の怨念(平均点が他の救済科目より低かったにもかかわらず救済されなかった件)かもしれません。

(参考)過去10年の労一の選択式TAC平均点

2018 3.0

2017 2.9

2016 2.1(救済)

2015 1.9(救済)

2014 3.0

2013 3.3

2012 4.1

2011 2.8

2010 3.6

2009 2.9

2008 3.3

 

決して的中率が高いとは言えない業界最大手TACの神聖なデータからの検証でしたが、あまり深入りしない程度に参考にしていただければ幸いです。

 

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