サラリーマンのみなさんにお尋ねします?
みなさんは今何か勉強していますか?
ある調査でこの質問をしたところ約4割、今後する予定という人を合わせる約8割に上ったそうです。
すごい数ですよね。
ではもう一つお尋ねします。
「何のために勉強しますか?」
その問いには私なら間髪をいれずにこう答えます。
「稼ぐため」
「生き残るため」
みなさんもおそらく同じですよね。
では「稼ぐため」「生き残るため」にはどのようなキャリアプランがあるのでしょうか?
私は突きつめれば下記の3つしかないと考えています。
- 転職
- 社内でステップアップ
- 独立開業(起業)
ここで私の過去の経緯を少しお話しすると、
1.転職
20代後半にサービス業から会計事務所に転職しました。この段階では年収は大幅減しましたが、めげずに簿記(日商1級)の資格を取り、会計や税務を実践で勉強しました。
そのスキルを買われ今勤めている会社に転職しました。ここで年収は一気にUPしました。(上昇額や上昇率はご想像にお任せします)
2.社内でステップアップ
そして今勤めている会社で法務とマーケティングの勉強をし、関連する資格(行政書士や宅建士)も取りました。(法務は特に民法が役に立ちました。)もう15年以上勤めていますがほどほどに役職も上がり、年収はおかげさまでそこそこには増えています。
3.独立開業(起業)
そしてその後労務の勉強をし、関連する資格(社労士)も取りました。今は今までの資格取得の集大成としてコンサルやマーケティングの資格(中小企業診断士)の勉強もしています。これらの資格をもって独立開業を考えています。もちろん3年後、5年後、10年後の売上目標(夢の年収)も設定しています。
ざっとこんな感じです。
ちょっと手前味噌で恥ずかしいのですが、ある程度自分でやってきたこと(やっていること)でないと記事に信憑性がないので、口幅ったいのを承知で敢えてご紹介しました。
では勉強してそれを「稼げる」とか「生き残れる」につなげるにはどうすればいいのでしょうか?
それはただひとつ、とても単純明快なのですが、
人や社会に「(感謝され)報酬を払いたい」と思われることだと思います。
「勉強した知識やスキルを使って実際に何らかのアクションをし、実際に誰かを助けたり誰かの役に立つことでその人に感謝される」=「報酬を払いたい」
となるのではないでしょうか。
「報酬を払いたい」と会社や上司が感じれば給料は上がりますし、お客様が感じれば売上が増えます。単純なことなのですがこのことが絶対に忘れてはならない重要なポイントだといつも自分に言い聞かせています。
それでは実際にどのような勉強が過去役に立ったかを紹介していきます。
他にも英語とか役に立つものは色々あると思いますが私が経験したものでお話しさせていただきます。
▽目次▽
簿記
・規模の大小や業種業態を問わず、企業の経営成績と財政状態を明らかにする技術
・企業で行われるすべての事象はお金に換算され簿記で記録、計算、整理される
・売上、仕入、借金、給料、交通費、家賃、備品の購入などすべて簿記
・基礎的な経営管理や分析力が身につき、ビジネスの基本であるコスト意識がもてる
・多くの企業が簿記の資格取得を奨励していて日商簿記は年間60万人が受験している
・公認会計士や税理士等の人気難関資格へステップアップすることもできる
・一般的には日商簿記2級があれば十分
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※商業簿記と工業簿記に分かれていて工業簿記は最初少し戸惑うが、万全を期すならテキスト&問題集を2~3周回したあとで過去5年分くらいの過去問を3回ほどできればまず合格
◆商業簿記
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◆工業簿記
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◆自社のものでも他社のものでも損益計算書や貸借対照表の分析なんかはだれもがやりたがらないのでだからこそそこでアクション
「役に立つ、感謝される、報酬を払いたい、∴稼げる 」
民法
・すべての市民を対象とし、その日常生活に関する基本的なルールを定めた法律
・日常の市民間のトラブルを解決し安定させる拠り所として誰もが納得するルール
・総則、物権、債権、親族、相続の5編から成り立っている
・ビジネスシーンで不可欠な様々な契約や物権、債権債務などが定められている
・商法や会社法をはじめすべての法律の基礎となる法律
・行政書士、宅建士、公務員試験ほか多くの資格の試験科目になっていて使いまわせる
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・資格ならスタートとしてビジネス実務法務検定試験の2級がお手軽
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◆契約書の作成や債権の滞り・債権回収等なんかはだれもがやりたがらないのでだからこそそこでアクション
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マーケティング
・製品(サービス)の魅力を一人でも多くの顧客に伝え届けるのがマーケティング
・製品(サービス)が効率的に一つでも多く売れるよう市場を開拓し市場を作っていく
・ざっくりと簡単に言うとお客様とのコミュニケーションのこと
・マーケティングほど面白いものはないと感じるようになってきたらしめたもの
・サラリーマンでも経営者でもどんな立場でもどんな業界でもほぼ間違いなく役に立つ
・中小企業診断士などの資格とも密接に関わっている
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・下記の2冊は定番中の定番だがとてもインパクトがあって今でもよく読み返すのでまずはおすすめ
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◆会社の命運を握る(企業活動の中核となる)「売れる仕組み」をつくることなんかだれもがやりたがらないのでだからこそそこでアクション
「役に立つ、感謝される、報酬を払いたい、∴稼げる 」
労働基準法(おまけ)
・労働基準法は労働者が企業で働くことによって一定以上の生活ができるように作られた法律
・労働者はこの労働基準法でびっくりするほど強固に守られている
・管理職の立場においても新入社員の立場においても知っておいて損のないことのオンパレード
・労働基準法を熟知しておけば大概の人事・総務は怖くない(好きにさせない)
・労働組合法、労働関係調整法の労働三法と合わせて押えれば鬼に金棒
・労働基準法と言えば社会保険労務士、もしハマれば挑戦してもいいかも
・下記の2冊はわかりやすくかつトラブルになりそうな論点が網羅されているのでまずはおすすめ
◆とてもシンプルで読みやすい
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◆社労士連合会発行で内容も安心できる
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◆労務トラブル(解雇やハラスメント)に関することなんかだれもがやりたがらないのでだからこそそこでアクション
「役に立つ、感謝される、報酬を払いたい、∴稼げる 」
いかがだったでしょうか?
以上がサラリーマンが勉強するなら「稼げる・生き残れる」民法・簿記・マーケティングがおすすめ(おまけで労働基準法)でした。
結局4つとも資格に関連付けてお話してしまいました。
そこで最後にちょっと気になっているその「資格にまつわるお話」を少しして締めくくりたいと思います。
※「勉強すること」=「資格を取ること」では決してないので今日の記事の主旨とは少し離れますが何卒お許しください。
本とかウェブでよく次のようなキャッチコピーを目にしませんか?
結構有名な方(大部分が天才肌で凡人が真似しようと考えないほうが懸命な方が多い印象)もよく仰ってる言葉です。
「資格なんか取るやつはできないやつだ」
「資格なんか取っても稼げない」
「資格は足の裏の米粒だ(絶対に食えない)」
最後なんかとても上手い表現だとは思いますが、こういった意見を見るたびに私なんかはちょっと心が痛くなってしまいます。
よくよく読んでみるとだいたいこれらの言葉の裏には
「資格だけとって安心してその後何もしなければ当然稼げませんよ、大切なのは取った資格の知識を実践で活かせるかどうかですよ、ここからが勝負なんですよ、がんばりなさい!」
という心温まることが書かれていることが大部分です。
でもいきなりこのようなキャッチコピーで断言されているのを見かけてしまうと「なんだかなあ~」と思ってしまいます。
最後まで読み進めなかった人はおそらく誤解してしまう(資格なんか取っても仕方ない)のではないでしょうか。
この手の言葉を仰る方は先ほども少し触れましたが、
「資格なんかなくても活躍できる非凡な才能をお持ちの方」
「資格を持っていない方、資格に価値を感じない方」
「資格を持っていてもそれだけでは食えなかった方」
のいずれかではないかと思います。
(資格で大成功している人が逆に戒めるために仰っている場合もあるでしょうが...)
でも世の中には勉強して、資格を取って着実に成長している(成功している)人もたくさんいます。
特に私のような凡人にとってはわかりやすい成長の証として実感できています。
逆に資格がないと活躍できないと言っているわけではありませんので念のため。
で、何が言いたいかというと、
今から勉強して資格を取ってステップアップしようとしている人はこのようなキャッチーな言葉だけで判断して勉強をする前からあきらめないでいただきたいのです。
(このての言葉を目にしたら続きを最後までよく読んで必ず真意を読み取ってください。)
資格の記事をブログに書いて広告を貼っている私の言葉ではイマイチ説得力がありませんが、声を大にして言っておきたいことですので最後にもう一度言います。
「資格なんか取っても稼げないなんてことは絶対にありません!」
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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