※出典:LEC
先日宅建試験は終わりましたが、資格大好きの私が宅建試験と試験範囲が被る資格をこの資格ガイドで見つけました!
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それが今日紹介する「貸金業務取扱主任者試験」です。
この資格は以前下記の記事でも取り上げました。
今後注目されることが間違いない評価急上昇の資格ランキングで、「貸金業務取扱主任者試験」は第9位にランキングしました。
★赤丸急上昇の資格
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注目されるポイントとしては...
- 貸金業者で必置となった大注目の新しい国家資格(必置資格)
- 多重債務問題の解決が国家としての大目標となり2010年新設
- 貸金業が守るべきコンプライアンスの推進、監視役としての役割
- 消費者金融、質屋、クレジットカード会社、信販、リース会社など数多くの業界で必置
- 貸金業者がなくなることは絶対になくまだ有資格者は人手不足なので超狙い目
を挙げました。
※必置資格とは…
私の資格マニアの血がまた騒いでしまい、貸金業務取扱主任者試験を半ば衝動的にネットで受験申込みをしてしまいました。
そこで今日はそんな自分のためにも、この資格についてあらゆる角度から迫ってみることにします。
目次
試験概要
◎受験資格
学歴・年齢・性別・国籍などの制限は無い
◎願書申込み受付期間
7月上旬~9月上旬頃まで
◎試験日
11月下旬頃(休日)
◎試験地
札幌、仙台、千葉、東京、埼玉、横浜、高崎、名古屋、金沢、大阪、京都、神戸、広島、高松、福岡、熊本、沖縄の全国17地域。
受験申込者は希望試験地を選択することができる。
◎受験手数料
8,500円(政令で定められているもの)
◎合格発表日
1月中旬頃
◎試験方法
筆記試験
◎試験問題数
50問
◎出題形式
4肢択一方式
◎試験時間
2時間(13時00分~15時00分)
◎解答方式
マークシート方式
◎試験問題の持帰り可否
持帰り可
合格率・合格基準点(合格ライン)
第5回目から年1回の試験となっています。
宅建試験等と同じように相対評価試験となっています。(合格ラインが変動する)
合格率は30%前後、合格ラインは30点前後みたいですね。
※上段:左から申込者数、受験者数、合格者数、合格率
下段:合格基準点
◎2009年(平成21年)第1回
46,306人 44,708人 31,340人 70.1%
50問中30問正解
◎2009年(平成21年)第2回
17,780人 16,597人 10,818人 65.2%
50問中30問正解
◎2009年(平成21年)第3回
16,254人 12,101人 7,919人 65.4%
50問中33問正解
◎2009年(平成21年)第4回
9,908人 8,867人 5,474人 61.7%
50問中31問正解
◎2010年(平成22年)第5回
13,547人 12,081人 3,979人 32.9%
50問中30問正解
◎2011年(平成23年)第6回
12,300人 10,966人 2,393人 21.8%
50問中27問正解
◎2012年(平成24年)第7回
11,520人 10,088人 2,599人 25.8%
50問中29問正解
◎2013年(平成25年)第8回
11,021人 9,571人 2,688人 28.1%
50問中30問正解
◎2014年(平成26年)第9回
11,549人 10,169人 2,493人 24.5%
50問中30問正解
◎2015年(平成27年)第10回
11,585人 10,186人 3,178人 31.2%
50問中31問正解
◎2016年(平成28年)第11回
11,639人 10,139人 3,095人 30.5%
50問中30問正解
◎2017年(平成29年)第12回
11,680人 10,214人 3,317人 32.5%
50問中34問正解
科目別出題範囲
「出題範囲として以下に記載されている関係法令は、当該法律の施行令、施行規則を含むものとする。」となっています。
1.法及び関係法令に関すること(22~28問)
(1)貸金業法
(2)同施行令
(3)同施行規則
(4)出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律
(5)利息制限法
(6)貸金業者向けの総合的な監督指針
(7)事務ガイドライン(第三分冊:金融会社関係13 指定信用情報機関関係)(金融庁)
(8)貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則
苦情処理及び相談対応に関する規則(日本貸金業協会)
(9)紛争解決等業務に関する規則(日本貸金業協会)
(10)「紛争解決等業務に関する規則」に関する細則(日本貸金業協会)
(11)貸付自粛対応に関する規則(日本貸金業協会)
※貸金業法、同施行令及び同施行規則、利息制限法並びに貸金業者向けの総合的な監督指針(金融庁)等の上記関係法令に関連して「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)、「弁護士法」及び「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」(e-文書法)を、貸金業の業務に必要な範囲に限定し出題することがある。
2.貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること(14~18問)
■民事法(民法・商法を中心とするその他の関連法令)
民法
商法
会社法
保険法
手形法・小切手法
電子記録債権法
動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律
電子消費者契約及び電子承諾通知に関する民法の特例に関する法律
不正競争防止法
■民事手続法(民事訴訟法、民事執行法及び民事保全法を中心とするその他の関連法令)
民事訴訟法
民事執行法
民事保全法
裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律
民事調停法
倒産法(破産法、民事再生法を中心とするその他の関連法令)
■破産法
民事再生法
会社更生法
特定債務等の調整の促進のための特定調停に関する法律
会社法
■刑事法
※一部省略
刑法
不正アクセス行為の禁止等に関する法律
3.資金需要者等の保護に関すること(4~6問)
■個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律を中心とするその他の関連法令等)
個人情報の保護に関する法律
金融分野における個人情報保護に関するガイドライン(金融庁)
■消費者保護法
消費者契約法
■経済法(不当景品類及び不当表示防止法を中心とするその他の関連法令等)
不当景品類及び不当表示防止法
「消費者信用の融資費用に関する不当な表示」の運用基準(消費者庁)
■貸金業法その他関係法令
貸金業法、同施行令、同施行規則
貸金業者向けの総合的な監督指針(金融庁)
事務ガイドライン(第三分冊:金融会社関係13指定信用情報機関関係)(金融庁)
貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則、苦情処理及び相談対応に関する規則、同細則(日本貸金業協会)
4.財務及び会計に関すること(2~4問)
■家計診断
家計収支の考え方(収支項目・可処分所得・貯蓄と負債)
個人の所得と関係書類(申告所得・源泉徴収票等の関係書類)
■財務会計
企業会計の考え方(企業会計原則)
財務諸表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書・その他)
出題数の目安
出題数の目安と出題のポイントです。
1.法及び関係法令に関すること
22~28問
貸金業法(施行令・施行規則)等からの出題です。宅建試験の宅建業法同様、絶対に落としてはいけない高得点をGETしなければならない「業法」と呼ばれる部分です。全問題数の半数以上を占めています。
2.貸付け及び貸付けに付随する取引に関する法令及び実務に関すること
14~18問
民法を中心に商法、会社法等からの出題です。
やはり民法がキモです。
3.貸金需要者等の保護に関すること
4〜6問
個人情報保護法、消費者契約法、景品表示法等からの出題です。
4.財務及び会計に関すること
2〜4問
財務会計等の基本的な論点からの出題です。
他資格との関連
タイトルにもしましたが、この資格は宅建士を筆頭に様々な資格と密接に関連しています。
いままでその関連している資格を取得するために勉強してきたことが、有効活用できそうなのでちょっと得した気分です。
どんな論点で密接に関連しているか、私が保有している資格を前提に整理してみます。
◎宅建士
冒頭でも少し触れましたが民法、景品表示法等で密接に関連しています。
また「業法」は考え方が非常に似ています。
◎行政書士
民法、商法、会社法、個人情報保護法等で密接に関連しています。
◎ビジネス実務法務検定
「貸付けに関する法令と実務」の部分で密接に関連しています。
◎ 個人情報保護法士
個人情報保護法で密接に関連しています。
◎日商簿記
「財務および会計」の部分で密接に関係しています。
◎ファイナンシャルプランナー
簿記同様、「財務及び会計」特に「家計診断」の部分で密接に関係しています。
※民法・簿記の有用性はこの記事でまとめました!
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勉強法(問題集・過去問)
今年の試験日は11月19日です。
「宅建資格保有者が挑む」たった2週間の勉強計画を参考までにご紹介します。
この記事の中で、この資格を短期間で取れる資格ランキングの5位にしましたので、この短期間で絶対に合格してみたいと思います。
もし不合格になったら思いっきり笑ってください…
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◎テキスト
もし読むとしたらTACのこれでしょう。
なんだかんだ言ってTACは信頼感があります。
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ただ今回はあまり時間もありませんし、宅建資格持ちが短期間合格に挑むというテーマですので、いきなり問題集からスタートすることにします。
時間がある方や、宅建等の関連資格の勉強経験のない方は、テキストを2~3周してから問題集に取りかかることをおすすめします。
◎問題集
ある程度関連資格勉強での知識が使えそうなので、とにかく問題集から強引に3周します。
解答解説もそこそこの内容ですので、丁寧に読みながら進めていきます。
(期間)1週間(14時間)
約400ページありますので・・・
400ページ×3周÷7日=約170ページが一日のノルマです。
ざっと目を通した感じでは一日2時間位の分量です。
ここでできなかった問題はわからなくならないようにチェックしておきます。

第4版 らくらく突破 貸金業務取扱主任者 ○×問題+過去問題集
- 作者: 田村誠
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/06/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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◎過去問
過去5回分程度を3回づつ解いてみます。
ここでもできなかった問題はチェックしておきます。
(期間)5日間(15時間)
問題集が終わり次第取りかかります。
一日3回分がノルマです。一回を60分位で解きたいですね。(一日3時間)
※ここで過去10回分の過去問がダウンロードできます!
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【貸金業務取扱主任者】貸金業務取扱主任者資格試験問題 | 日本貸金業協会
※このサイトの解答解説は役に立ちそうですね!
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貸金業務取扱主任者資格試験の過去の出題内容一覧(過去問解説)
※これもTAC、良さそうです!
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◎弱点のループ
問題集と過去問で一回でもできなかった問題だけをもう一度解きます。
そこでまたできなかった問題だけに付箋をし、本試験直前までそれをエンドレスで解き続けます。
(期間)2日間(残り時間すべて)
本試験は日曜日ですので、前日の土曜日は終日総仕上げに費やしたいところです。
試験は午後からですので、日曜日も早起きして最終の追い込みをかけます。
◎スキマ時間
iPhoneのこの辺のアプリをやってみようかと思っています。
どちらも無料ですし、通勤時間等のスキマ時間活用に便利です。
(期間)スキマ時間の大半
以上が【宅建資格保有者が2週間で挑む貸金業務取扱主任者試験】試験概要・合格率・合格ライン・勉強法(テキスト・過去問)etcについてでした。
いかがだったでしょうか?
まだ合格したわけではないので説得力はあまりありませんが、数々の資格を取得してきた経験値だけでまとめてみました。
もちろん試験結果(合格・不合格や得点等)については必ずここで公表するつもりです。
この記事が同じような境遇の方の参考に少しでもなれば幸いです。
また試験直前には勉強の進捗状況や、解答速報や合格ライン予想に関する情報を収集してシェアしたいと思っていますので、もしよろしければ当ブログを頭の片隅にでも置いておいてください。
ではまたそのときにお会いできることを楽しみにしております。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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