宅建試験受験生のみなさんこんにちは!
今日は「LEC東京リーガルマインド」にフォーカスします。
私はLECの関係者ではありませんが、「宅建といえばLEC」と言われるほどその実績には定評があります。
(トップ画像の合格率算定の限定条件はちょっとやり過ぎの様な気もしますが・・・)
また講師陣もそれぞれキャラが立っていてみなさん大変人気があります。
そんなLECの「宅建本試験診断」データが本試験合格ラインを占う上で重要なカギを握ります。
提供されるデータとしては、
- 平均点
- 得点分布
- 偏差値
等々です。
その数値を中心に、今日も懲りずに2017年度の合格ライン、特に33点の希望の光を探してみます。
★LECの平均点に関して詳しくはこちらをご覧ください。
まず最初に合格ラインを検証する上で最も重要な指標となる過去の合格率(合格点)を見ておきます。
平成19年 17.26% 35
平成20年 16.21% 33
平成21年 17.86% 33
平成22年 15.18% 36
平成23年 16.12% 36
平成24年 16.74% 33
平成25年 15.28% 33
平成26年 17.53% 32
平成27年 15.40% 31
平成28年 15.41% 35
この10年の傾向としては、
- 15.28%〜17.86%のレンジに収まっている
- 宅建士になっての近2年は連続して15.4%
いうまでもなく合格率は調整(平準化)されています。
毎年合格点を変動させて、合格率を一定のレンジ内に留めています。
これは間違いなく席を奪い合うイス取りゲーム(競争試験)なのです。
今回ほぼ当確の34点と崖っぷちの33点について比喩的に表現するとすれば、
- 合格祝賀会会場でまず34点組が席に着いてイスがどれくらい余るか?
- 余ったとして33点組「全員」が座れるだけのイスが残っているか?
ということになります。
言い換えると、33点が合格点になる可能性は、34点で15%前後(低ければ低いほど良い)、33点で18%以下であることが絶対条件となります。
そのようなシチュエーションになる望みはあるのか、もう何度もこすっていますがLECのデータから検証してみます。
CONTENTS
平均点
- 平成28年:サンプル数2758人 平均35.0点 合格点35点
- 平成29年:サンプル数3246人 平均34.0点 合格点??点
過去LECの平均点の「プラスマイナス1点」が合格点となっていますので、このルールによりまず「33点・34点・35点」が候補となります。
今年の現時点での評価は、
- 35点 安全圏
- 34点 本命
- 33点 対抗(やや厳しい)
となっています。
以下の項目で33点組が合格できるかどうかにフォーカスします。
得点分布
LEC本試験無料成績診断の個人成績表上で自己採点サービス登録者の得点分布が公開されています。
昨年と今年の得点分布を比較してみます。
◎平成28年
36 54.3%
35 64.0%<<<合格点(ここで15.41%)
34 72.6%<<<惜敗(単純にLECの比率だけで計算すると17.48%相当)
33 77.3%
32 80.4%
◎平成29年
36 45.6%
35 55.7%
34 66.9%<<<本命(昨年の比率だけで計算すると16.11%相当)
33 73.3%<<<対抗(昨年の比率だけで計算すると17.65%相当)
32 77.6%
昨年の合格点の35点、15.41%のLEC得点分布をもとに今年の34点、33点の合格率を推測するとそれぞれ16.11%と17.65%となります。
まずポジティブな見方としては33点でも18%以下で納まってくれているということです。
ネガティブな見方としては34点で昨年の合格率を既に上回ってしまっているということです。
これを比喩的に言うと、合格祝賀会用のイスの数自体は33点組まで足りるほど存在していそうだが(この事は地味に朗報)、主催者がそれを会場にいくつ並べるかが運命の分かれ道となります。
イメージとしてはイスの数が18%、祝賀会の席数が実際の合格率という感じです。
つまり合格率をどれくらいに設定するか?昨年より上げるか否か?にかかっています。
業界の要請等で合格率が17%台に上がってくれば33点組にも光明が見えてきます。
逆に宅建士に名称が変わって以降15%前後の合格率をキープする方針になったのであれば34点決着が濃厚です。
偏差値
平成28年
36 51.7
35 50.0<<<合格点(ここで15.41%)
34 48.4<<<惜敗
33 46.8
32 45.1
平成29年
36 53.2
35 51.7
34 50.1<<<本命(昨年の35点よりはやや上)
33 48.5<<<対抗(昨年の34点よりはやや上)
32 46.9
昨年の合格点35点・次点34点に対して今年の34点・33点がたった0.1上回っています。
逆に言うと恐ろしいほど一致しています。
得点分布と同じ結論になりますが、33点が合格点になるためにはやはり今年の合格率が15%前半から17%後半に上昇することが必要です。
33点での推定合格率が18%を超えていればほぼ絶望と言い切れるのですが、過去の合格率実績から見ても33点が可能性ゼロかと言うとそこまでは言い切れないのが今回の難しいところです。
去年の34点だって過去の高めの合格率を見ると合格点になっていて不思議ないのです。
当たり前ですが、合格率が33点組の命運を握っています。
予想陣
LECのスクールとしての予想合格ラインは「33・34・35」でした。
以下、LECの講師陣の予想をコメントと共に載せておきます。
もう一度心ゆくまで味わい尽くしてください。
多少癒されますよ。
※名前を触ると先生方のブログに飛びます。
今年はLECのデータのみからだと34点か35点かなと。
ただし、提出頂いた得点データからのみの判断であり、そのデータの大部分が都内のLECの解答速報会でのデータなのです。
都内は試験日は雨、雨だと微妙な状態の方は参加されないことが多いため、下方にブレる可能性が高いです。
このブログはLECのデータだけでなく、他のデータも考慮に出しているんですが
今年の私の予想点は
34点で行きます。
できれば33点にまで下がって欲しいなと思ってます。
昨年と比べると、やや難なので、
合格推定点33、34点
さて、合格推定点ですが
いろいろなスクールや
講師の方が予想していますが
私個人といたしましては
現段階(問題を見た段階)では
33点~34点
になるのではないかと思います。
私も解答速報のため解きましたが、
難易度は、昨年に比べやや難しく感じました。
過去に問われていない問題も多く、
うっかりミスを誘うように出題されていました。
個人的感想では「33~34」です。
ただ、僕のクラスの受講生さんで、33点の方が結構いるので、僕の個人的な予想店は「33点」のまま変更しないことにします。
それでは、また!
追記
ご質問が多いので、追記します。
34.0点は、最終集計データです。
LECの公式発表は、今月中旬になりますが、ブログ読者さんには先にお知らせしました。
偏差値等からの計算だと33~34点とするのが妥当かなとも考えましたが、高得点の層が以外に少なく感じ、中間が多く、それ以下の平均点は低いように思えます。
よって
今年の合格推定は33点とします。
LECの講師陣はどちらかと言うと33点で決まって欲しいという願望がブログの行間から滲み出ています。
自分の受講生の合格を心から祈っているのでしょうね。
それにつけてもこれだけ揃いも揃って33点決着を示唆しているのですから、LECのデータからは「33点」をバッサリ切り捨てることが小ブログ同様できないのでしょう。
いかがだったでしょうか?
以上が、【LEC再検証】33点組が座るイスの数は有りそうだが果たして宅建試験合格祝賀会会場にいくつ並べられるか?でした。
もう一度今日の考察をまとめておきます。
33点組が座っても座り切れる数のイスは合格祝賀会のバックヤードにはおそらく存在します。
あとは主催者が会場にそのイスをいくつ並べるかです。
改めまして、33点の方は合格発表まで絶対に諦めないでください。
諦めた時点でGAMEOVERです。
宅建士試験は本当に最後まで何が起こるかわからない試験です。
本当のドラマの幕(ユーキャンデータ)があがるのはまだ先です...
下がれ合格ライン!
上がれ合格率!
※明日は社労士試験の合格発表、明後日からはしばらく行政書士試験に行きます。
しばらくの間宅建試験関連の記事はお休みしますが、ユーキャンの頃薄口エントリーを更新予定ですのでもしよろしければまたお越しください。
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