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【中小企業診断士1次試験2018一発合格】TACデータリサーチ平均点と私の本試験得点とTAC公開模試の得点

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本日運命の合格発表(1次試験)

 

平成30年度の中小企業診断士第1次試験の試験合格者は次のとおりです。

 

合格基準:総点数の60%以上であって、かつ、1科目でも満点の40%未満のないこと。

 

ただし、「経営法務」については、本年度の得点水準を勘案し、受験者の得点に8点を加算しました。

 

先日中小企業診断士第1次試験が行われました。 

ずっと試験に向けて勉強をしていましたので、久々の更新になります。

 

◎平成30年度中小企業診断士第1次試験

■試験日

平成30年8月4日(土)、5日(日)

■合格発表日

平成30年9月4日(火)

 

自称『資格オタク』の私も中小企業診断士にいよいよ挑戦してみました。

 

★資格オタクの私の保有資格ランキング 

www.hikarujinzai.com

 

 目次

  

【1】中小企業診断士とは

■特徴

  • 日本の企業の大半を占めているのは中小企業でそれがクライアント
  • 中小企業の経営者の良きパートナーとして経営に関するアドバイスを行うのが中小企業診断士の役割
  • 中小企業支援法に基づき経営の診断及び助言を行うことが主な業務
  • 経営・業務コンサルタントとしては唯一の国家資格
  • 「ヒト・モノ・カネ・情報」、法律、経済、会計、ITなど幅広い知識が問われる
  • コンサルタントとして独立開業することも、企業内診断士としても活躍することも可能な人気資格
  • 企業からのニーズも高く転職や昇進・昇格の大きな武器になる
  • 試験科目のうち1つか2つは自分の職務と重なっている可能性が高いので親しみやすい

 

■中小企業診断士試験 

中小企業診断士資格取得を目指す方に中小企業診断士試験のご案内です

 

■受験資格

第1次試験は特に制限なし

 

■試験科目

◎第1次試験:マークシート方式による多肢選択方式

(1日目)

  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業経営理論
  4. 運営管理(オペレーション・マネジメント)

(2日目)

  1. 経営法務
  2. 経営情報システム
  3. 中小企業経営・中小企業政策

 

◎第2次試験

(筆記試験)

中小企業の診断及び助言に関する実務の事例

  1. 組織・人事
  2. マーケティング・流通
  3. 生産・技術
  4. 財務・会計

(口述試験)

中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例等をもとに、個人ごとに面接の方法で行う

 

■申込期間

◎第1次試験

5~6月

◎第2次試験

8~9月

 

■試験日

◎第1次試験

8月

◎第2次試験

筆記試験:10月

口述試験:12月

 

■受験料

◎第1次試験

13,000円

◎第2次試験

17,200円

 

■合格発表

◎第1次試験

9月

◎第2次試験

筆記試験:12月

口述試験:1月

 

■合格率(平成29年度実績)

◎第1次試験

21.7%

◎第2次試験

19.4%

 

■勉強時間の目安

1,000時間位と言われています。

私は「通勤講座」を中心に勉強しました。

勉強方法につきましては後日詳しくレポートします。

www.hikarujinzai.com

 

 

【2】中小企業診断士挑戦を決意した理由

(1)今まで取得してきた資格と試験範囲が被っている

中小企業診断士の1次試験の試験範囲が、私がいままで取得してきた資格と結構被っているのです。例えば過去問をサラッと見てみると、

「財務・会計」は日商簿記やFP技能士

「企業経営理論」は社労士、ビジネスマネジャー

「運営管理」は販売士2級、QC検定2級

「経営法務」は行政書士、知財検定2級

「経営情報システム」はITパスポート

となんとなく被っているような気がします。7科目のうち5科目が知識のベースが有るというだけで、なんか得したような気分になってうれしくなってしまいます。次のチャプターでも触れますが、さらにいくつかの関連資格を近々取得して、中小企業診断士試験勉強の基礎知識にしたいと企んでいます。もちろん取得した資格は個々で評価してもちゃんと役に立つものですので、一挙両得といった感じです。

 

(2)資格試験勉強でもしていないと暇な時間にやることがない

最近仕事以外の時間をどう使えばいいのかわからなくなっています。外で飲むこともほとんどなくなりましたし、趣味のゴルフもあまり気合が入っていないので練習もまったくやらなくなりました。健康のためにジョギングでもやればいいのですが、それもなかなか...そうなるとお酒を飲んでいるか、テレビを見ているか、子供と遊んでいるかになってしまうのですが、それはそれで「なんだかなあ~」って感じです。そうなると暇な時間は資格試験勉強でもやっているのが、もしかすると一番有意義で、精神的にも充実した時間の潰し方なのではないかと感じているのです。

 

(3)資格試験の合格か不合格かのスリルを味わいたい

下のこの記事でも強調して書きましたが、資格試験は本試験日から予備校の解答速報公表~自己採点まで壮絶なスリルがあります。また宅建士のような相対評価の試験や、社労士の救済措置・行政書士の記述式の採点のように、蓋を開けるまで合否が確定しない試験の場合は、合格発表までの喧々諤々が凄いことになっています。このスリルを味わえるなら、10,000円前後の受験料など安いものです。特に合格した時の喜びを一度味わってしまうともうこれは忘れることができません。この興奮は、試験の難易度が高ければ高いほど強いものになり、アドレナリンが出まくります。そんな快感(言うなれば資格受験者ズハイ?)をまた中小企業診断士試験で味わいたくなってしまったのです。

 

(4)知っていると重宝するような専門的な知識を得たい

私は今企業の総務部で働いていますが、保有「資格」に本当に助けられています。下のこの記事でも書きましたが、簿記や宅建士や社労士などの知識は日々の業務においてリアルに重宝するので、これらの資格を取っておいて改めて良かったと感じています。中小企業診断士も企業内で大いに活躍しているケースが目立つ資格のひとつです。知っていると一目置かれる中小企業内の有用な知識が、広く体系的に学べるこの資格は、社内で頼りにされる人材になるための一助となってくれるに違いないと感じています。

 

(5)やっぱり脱サラして独立・開業したい

なんだかんだ下のこの記事でも起業できない弱気な自分について書いてますが、やはり脱サラして独立開業したいという夢はまだまだ捨てきれません。そのためにも中小企業診断士の資格は、社労士・行政書士・FP等と共に持っていて損はない資格だと感じています。一日も早く「ヒト・モノ・カネ・情報」に関するワンストップ総合事務所を、中小企業診断士合格後にでもOPENさせたいと考えています。 

  

(6)資格マニア(コレクター)としての血が騒ぐ

私は下のこの記事にも書きましたが、今現在20個の資格を取得しています。自慢できるような難関資格ではないですが、そのほぼすべてに対して取得して良かったと心から思っています。すべての資格が多かれ少なかれ有機的に繋がっているので、総務部で働く上においても、独立・開業するにしても、何らかの相乗効果があると信じています。確かに20個も資格を持っていても、ただ保有しているだけで終わってしまいそうなものも中には有ります。でも「資格取得」という行為がもはや私の人生の一部になってしまっているのです。男性は性格的に「コレクター」が多いと言われていますが、私の場合は「資格コレクター」と言ってもいいのかもしれません。(もっと多くの資格をお持ちの方もいるでしょうが...)合格証書を自室の壁一面に貼って、眺めるのがささやかな幸せです。

 

(7)娘たちにリスペクトされたい

日頃私は娘たちにバカなことばかり言って笑わせたり、お酒を飲んでは毎晩酔っぱらっているので、おそらく娘たちにバカにされていると思います。でも資格試験勉強中は彼女たちもなんとなくムードがわかるのか、「絶対に次の試験、落ちたらだめだよ」と言ってプレッシャーをかけてきたり、折り紙で手作りのお守りを作ってくれたり、いつものように「遊んで~」とか言って勉強の邪魔をしたりはしません。合格発表日(解答速報で自己採点した日)に合格していると、娘たちはとても喜んでくれます。そんな娘たちに「お父さんすごいね!」と言われることが私の資格勉強の励みになっていることは言うまでもありません。

 

 

 

【3】TACデータリサーチ平均点〜経営法務4点加点について…他

今回いわゆる『地雷科目(超難易度高)』と言われている経営法務の平均点に大注目です。

足切り(40点)になってしまた方にとっては得点調整が行われるかどうか目が離せません。

得点調整とは、難易度が高すぎて点数が加算されたり、合格基準(60%)が下げられたりすることです。

TACの平均点が下がれば下がるほどその可能性が高まるという考え方です。

 

※2018年8月14日5時現在

合計 2302名 385.0

経済学・経済政策 61.7

財務・会計 47.8

企業経営理論 51.8

運営管理 60.4

経営法務 40.8

経営情報システム 61.1

中小企業経営・政策 63.0

 

◎経営法務の得点分布(TAC)です。(8月9日5時現在)

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★TACの見解 (動画より)

合格基準の弾力化・4点加点された『2013年の経済学・経済政策』の平均点

41.92

『2018年の経営法務』の平均点

41.60

∴  2018年の経営法務は合格基準の弾力化・4点加点される可能性が高い

もし4点加点されない場合は合格率は相当下がる。

20%どころではない。

 

※経営法務・私の解答とTACデータリサーチの正解率

問題番号 解答 正解 判定 正解率
第1問
 
 
× 39.1 %
第2問
 
 
17.3 %
第3問
 
 
× 24.1 %
第4問
 
 
33.7 %
第5問
 
 
70.7 %
第6問
 
 
× 40 %
第7問
 
 
35.4 %
第8問
 
 
24.4 %
第9問
 
 
52.5 %
第10問
 
 
55.2 %
第11問
 
 
56 %
第12問
 
 
× 39.3 %
第13問
 
 
43 %
第14問
 
 
× 28.6 %
第15問
 
設問1
37 %
第15問
 
設問2
× 34.7 %
第16問
 
 
45.6 %
第17問
 
 
65 %
第18問
 
設問1
69.4 %
第18問
 
設問2
× 18.5 %
第19問
 
 
11.3 %
第20問
 
 
× 15.6 %
第21問
 
 
× 33.7 %
第22問
 
 
89.1 %
第23問
 
 
× 46 %

 

★TACの講評

平成30年度の大きな特徴は、経営法務の難しさです。41.60点という平均点は、この科目のみでなく、全科目を含めても、過去最低の平均点です。過去3回、「合格基準の弾力化」(4点加点)が行われていますが(平成22年度経済、平成25年度経済、平成28年度情報)、それらよりも低いため、4点加点される可能性は高いと考えられます(ただし、8点加点は過去されたことがないので、その可能性は何ともいえません)。

また、財務・会計の平均点が約16点下がり、50点を下回っています。ただし、過去3回の「合格基準の弾力化」と比較すると平均点は上回っていますから、財務・会計での加点の可能性は低いと考えられます。

最後に、全体の「合格基準の弾力化」(合格基準の引き下げ)については、平均点60点以上の科目が4科目あるなど、唯一行われた平成28年度ほどの難易度ではないため、合格基準が引き下げられる可能性は低いと考えられます。

 

★資格の大原の講評

https://www.o-hara.ac.jp/best/chusho/sokuhou1/

平成30 年度の本試験は、問題数は23 題(昨年21 題)、設問数は25 問(昨年25 問)であった。昨年度 よりも問題数が増加したものの、設問数は同じであり、例年並みのボリュームといえる。出題内容は、資本 市場へのアクセスを含む会社法関連が8問(昨年7問)、知的財産権関連が9問(昨年9問)、民法・その 他が8問(昨年9問)であった。こちらも例年どおり、偏りのない出題傾向であった。全体的な難易度につ いては、出題論点を考慮すると、昨年度よりも易しくなっているが、昨年度の難易度が高かったことを勘案 すると、結果として例年並みの難易度であったと考えられる。

 

★LEC1次試験解答リサーチ平均点

※2018年8月12日5時現在

経済学・経済政策 62.8

財務・会計 51.6

企業経営理論 54.1

運営管理 64.1

経営法務 41.8

経営情報システム 59.5

中小企業経営・政策 60.7

 

★LECの1次試験講評(経営法務)

本年度は全25問(設問込み)であり、1問4点と予想がつき、何点取れたか、予想し易かった。分野的には、会社法分野9問(うち、2問が上場、金商法)、知的財産法9問、その他の分野7問であった。会社法分野と知的財産法分野から18問出題されており、この分野を中心に学習していれば、合格点も十分に狙えたといえる。本年度は、知的財産法分野に易しい問題が多く、ここでどれだけ得点を取れたかが合格を分けたものといえる。とはいえ、レベル的には、昨年と同等もしくは難化したと予想される。

 

 

【4】私の本試験の得点

なんとか1次試験は無事合格点に達しました。

 

※()は2018年8月8日5時現在のTACデータリサーチ内の順位です、参考まで。

総合

470(244/1773)

経済学・経済政策 

80(182/1321)

財務・会計 

60(295/1350)

企業経営理論 

58(578/1482)

運営管理 

84(33/1631)

経営法務 

60(68/1552)

経営情報システム 

60(732/1287)

中小企業経営・政策 

68(573/1463)

 

 

【5】TAC公開模試得点

参考までに2018年6月30日、7月1日に私が受験したTAC公開模試の得点も公開しておきます。

 

総合

377(1037/3037)判定C 偏差値53.3

経済学・経済政策 

40(1088/2348) 平均点41.57 偏差値48.9 評価C

財務・会計 

64(420/2410) 平均点51.98 偏差値58.2 評価B

企業経営理論 

53(720/2703) 平均点46.62 偏差値55.9 評価B

運営管理 

58(846/2912) 平均点51.95 偏差値55.4 評価B

経営法務 

48(1669/2985) 平均点52.30 偏差値46.5 評価C

経営情報システム 

52(864/2531) 平均点48.20 偏差値52.9 評価C

中小企業経営・政策 

62(779/2684) 平均点52.06 偏差値55.7 評価B

 

中々厳しい状況でしたね。

逆に残り一ヶ月で得点は結構伸ばせることがわかったいただけましたでしょうか。

参考にしていただければ幸いです。

 今後も何か新しい情報を入手しましたらシェアいたします。

 

 

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