平成30年度の中小企業診断士第1次試験の試験合格者は次のとおりです。
合格基準:総点数の60%以上であって、かつ、1科目でも満点の40%未満のないこと。
ただし、「経営法務」については、本年度の得点水準を勘案し、受験者の得点に8点を加算しました。
自称『資格オタク』の私が約半年間の準備で平成30年度の中小企業診断士に挑戦してみました。
公式の解答がリリースされましたので自己採点すると...
経済学・経済政策 80点
財務・会計 60点
企業経営理論 58点
運営管理 84点
経営法務 60点
経営情報システム 60点
中小企業経営・中小企業政策 68点
合計 470点(合格ライン420点)
このような得点で1次試験は無事突破できそうです。
その私が直前期の約1ヶ月間でやったアウトプットを「役に立った順・おすすめ順」でランキングしてみました。
今から中小企業診断士試験の勉強を始める方や来年リベンジする方の参考になれば幸いです。
それではランキングを始めます。
ランキング
中小企業診断士とは
■特徴
- 日本の企業の大半を占めているのは中小企業でそれがクライアント
- 中小企業の経営者の良きパートナーとして経営に関するアドバイスを行うのが中小企業診断士の役割
- 中小企業支援法に基づき経営の診断及び助言を行うことが主な業務
- 経営・業務コンサルタントとしては唯一の国家資格
- 「ヒト・モノ・カネ・情報」、法律、経済、会計、ITなど幅広い知識が問われる
- コンサルタントとして独立開業することも、企業内診断士としても活躍することも可能な人気資格
- 企業からのニーズも高く転職や昇進・昇格の大きな武器になる
- 試験科目のうち1つか2つは自分の職務と重なっている可能性が高いので親しみやすい
■中小企業診断士試験
中小企業診断士資格取得を目指す方に中小企業診断士試験のご案内です
■受験資格
第1次試験は特に制限なし
■試験科目
◎第1次試験:マークシート方式による多肢選択方式
(1日目)
- 経済学・経済政策
- 財務・会計
- 企業経営理論
- 運営管理(オペレーション・マネジメント)
(2日目)
- 経営法務
- 経営情報システム
- 中小企業経営・中小企業政策
◎第2次試験
(筆記試験)
中小企業の診断及び助言に関する実務の事例
- 組織・人事
- マーケティング・流通
- 生産・技術
- 財務・会計
(口述試験)
中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例等をもとに、個人ごとに面接の方法で行う
■申込期間
◎第1次試験
5~6月
◎第2次試験
8~9月
■試験日
◎第1次試験
8月
◎第2次試験
筆記試験:10月
口述試験:12月
■受験料
◎第1次試験
13,000円
◎第2次試験
17,200円
■合格発表
◎第1次試験
9月
◎第2次試験
筆記試験:12月
口述試験:1月
■合格率(平成29年度実績)
◎第1次試験
21.7%
◎第2次試験
19.4%
第5位 資格の大原の公開模擬試験
- 自宅受験と会場受験が選べるが会場受験は6月23、24日で初学者にはちょっと早いかも
- 会場受験はたったの5箇所(水道橋・新宿・新潟・名古屋・静岡)しかないので受験できる人は限定される
- 私は自宅受験でしかも直前期になってから初めて触った
- 結構難易度が高く受験後はちょっと落ち込んだレベルだった
- 各科目別に詳しい解答解説が付いていてそこは安心できる
- 特に中小企業経営・中小企業政策の白書問題はかなり網羅されている感があり本試験直前の昼休みに詰め込めた
- 映像解説はもうやめたほうが良いんじゃないの?と言いたくなるほどのお粗末なレベル
- 受験料は5000円でそこそこの値頃感あり
第4位 TACの1次公開模試
- 本試験の約1ヶ月前という絶妙のタイミングで開催される大人気の公開模試
- 3000人以上が受験するので自分のレベルがよくわかる
- 会場受験と自宅受験がチョイスできるが、本試験の雰囲気を体験するなら会場受験がおすすめ
- レベルは本試験よりちょい高めで1ヶ月前に受けると自信をなくすか、燃えるか運命の別れ道
- 私の得点(会場受験)経済40・財務64・理論53・運営58・法務48・情報52・中小62の合計377点で程よい刺激に
- 解答解説集は7科目分を1冊にまとめられていてそこそこ詳しい
- 解説動画はTACが重要と判断した問題だけに限定されていてちょっと物足りない
- 受験料6200円は他校と比べてちょっと高いかも
1次模試をこなして中小企業診断士の資格合格を目指すならTACの「1次公開模試」 | 中小企業診断士|資格の学校TAC[タック]
第3位 LECの過去問
- いわゆる「縦解き」するならこれ一択か
- 年度別になっていてちゃんとした解答解説付きはこれがベスト
- 私はこれを過去5年分購入して解いた
- 実感としては5年分も解いておけば十分合格ラインに達するような気がする
- 解答解説がめちゃめちゃ詳しいがちょっと難しく書きすぎてるかも
- LECの解答リサーチに基づく正解率が付いていて難易度の目安になる
- 巻末に科目合格者の正解率、全体の正解率、科目合格者以外の正解率一覧まで付いていて落としてはいけない問題と捨て問の見分けがつく
- 1年度分1080円は高いですか?安いですか?
第2位 同友館の論点別・重要度順過去問完全マスター
- いわゆる「横解き」の最良書
- 頻出な論点を連続して繰り返し解くことでツボをマスターしましょう♪
- 過去10年分過去問の頻出度の高いものだけを編集
- 過去10年間で3回以上出題A、2回出題B、1回出題Cとランク分け
- AランクとBランクのみで構成されていて初学者にも安心の詳しい解答解説付き
- Cランクも公式ホームページからダウンロードできるお得感
- 1科目1周するのに3日以上かかるボリューム感
- 各科目別の7分冊で一冊が結構高価なので全科目揃えるとそこそこ痛い出費
第1位 LECの全国模試(ステップアップとファイナル)
- 私はこの模試に出会えて1次試験に一発合格できたとマジで実感している
- ステップアップ模試とファイナル模試の二段階構成
- ステップアップはGW頃、ファイナルは本試験1ヶ月前に設定
- なんとなくファイナルの難易度の方が低く本試験に向け勢いをつけられた
- とにかくなんと言ってもおすすめは解答・解説「動画」の充実で是非一度ご覧になってほしいクオリティ
- 動画で全問題を一問づづ超詳しく丁寧にわかりやすく解説してくれる
- 解答解説の冊子も詳しく本試験のヤマとなるべき重要論点まとめにも使える
- 受験料も5000円で負担にならないレベル
いかがだったでしょうか?
以上が【中小企業診断士1次試験対策アウトプット(おすすめの過去問・模試)】直前期1ヶ月でこれだけやれば絶対一発合格!でした。
私は直前期の約1ヶ月間は本当にこのランキングの教材を繰り返し、繰り返しやってました。
そこで何回やっても間違えてしまう問題に付箋をつけておき、試験前日にざっともう一度解きました。
さらにその弱点(いつも間違えるポイント)をこの京大式カードにまとめておいて、本試験直前(@試験会場)に最終チェックしました。
これで約半年間という短期間の準備で1次試験に一発合格することができました。
短期間で合格できた要因として、簿記や行政書士や知財や販売士の資格を保有しているので、その知識がベースになったということも確かにあったと思います。
★保有資格についてはこちら
でもこの5つの秀逸な教材が私に470点を与えてくれたことは紛れも無い事実です。
もし今中小企業診断士を目指している方がいらっしゃいましたら、この5つの過去問・模試を有効に活用して合格点を是非GETなさることをお祈りしております。
みなさんの参考になれば幸いです。
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