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【社労士試験2018ついに運命の合格発表!】運と努力が交錯する過酷な社会保険労務士試験の結末やいかに?

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※社労士試験2018振り返り動画の告知です!

↓↓↓

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※平成30年11月11日金曜日 6:00 現在

 
社会保険労務士を受験したみなさんこんにちは!
いよいよ今日運命の合格発表日を迎えます。
合格した方も、残念ながら不合格となってしまった方も本当にお疲れ様でした。

結果は合格・不合格で天と地でしょうが、どちらにしても今日まで頑張ってきたご自身を讃えてあげてください。

そして合格された方も不合格だった方も「自分は努力したんだ」とそれぞれ心行くまで泣いてください。

社労士として今後活躍していくにしても、来年リベンジするために勉強を再開するにしても全てはこの瞬間から始まります。

みなさんのますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

 

ここから本題に入りますが、完全合格(選択式足きりなし、択一式40点台後半)の得点をしていた方以外は「どの科目がどのように補正されるのか?択一式の合格ラインは何点になるのか?」等、本試験当日から今日のこの合格発表の瞬間まで胃が痛くなるような時間をお過ごしになられたことでしょう。

(私も受験時はそうでしたのでよくわかります。)
 
重ね重ね、本当にお疲れ様でした。
毎年のことですが、改めて社会保険労務士試験は試験前の勉強はもちろんのこと試験後の合格基準を確認するまで実に過酷な試験だと感じます。

 

特に惜しいところで(悪魔のような補正のいたずらで)ギリギリ合格基準に達しなかった方、選択式のたった1点に泣いた方、その心中お察しします。
今は悔しくて悲しくて堪らないのではないでしょうか?

そんな来年リベンジを誓っている方のためにも、もう一度社労士試験制度や各資格スクール予想の的中状況等について今日の合格発表(補正)を受けてまとめておきます。

もしよろしければご覧になってみてください。

 

▽目次▽

 

 

 

 

【1】平成30年度第50回社会保険労務士合格基準

(択一式)
総得点: 45点
補正:なし
 
(選択式)
総得点:23点
補正:社一・国年
 
※詳しくはコチラをご確認ください
↓↓↓

  

【2】社会保険労務士試験の択一式と選択式の合格基準

いま一度確認の意味でまとめておきます。
これだけ救済措置(補正)が毎年当り前になってしまうと、この合格基準に本当に意味があるのかどうか甚だ疑問ではありますが...
◆択一式
・各10問×7科目、全70問で毎年変動する合格基準となる得点を取らなければならない
・各科目4問以上正解しなければならない
・問題の難易度によって上記基準が下がる救済措置(補正)が行われることがある
◆選択式
・各5問×8科目、計40問で毎年変動する合格基準となる得点を取らなければならない
・各科目3問以上正解しなければならない
・問題の難易度によって上記基準が下がる救済措置(補正)が行われることがある
◆合格基準
択一式、選択式の合格基準を共に満たせば合格 
 
 

【3】主要資格学校(スクール)の予想合格基準

◎I.D.E.社労士塾

■選択式

25点

救済:2点救済は複数科目可能性あり

ただし、どの科目かを絞り込むことは困難 

■択一式 

46点前後

救済:かろうじて「一般常識」の可能性が残る

 

◎辰巳法律研究所

■選択式 

23点

救済:労一・社一・国年

■択一式 

44点

 

◎ユーキャン

■選択式 

23点前後

救済:国年は濃厚、労一・社一は可能性あるか

■択一式 

46点前後

救済:なし

 

◎TAC

■選択式 

24点⇒23点

救済:国年

■択一式

46点⇒45点

救済:なし 

 

◎安全衛生普及センター

■選択式 

23点〜25点

救済:国年・労一が7〜8割程度、労安・社一・厚年が2〜3割程度

■択一式

45点・46点

救済:常識・国年も確率はそれほど高くない

 

◎フェニックスアカデミー

■選択式 

24〜25点前後

救済:労一・労安・健保・厚年・国年は可能性ある

■択一式

昨年度(45点)より少し低い点数になる可能性がある

救済:常識・雇用・健保は可能性ある

 

◎クレアール

※本試験徹底分析動画より

■選択式 

救済:労一・社一・厚年・国年は可能性ある

■択一式 

47点

救済:常識

 

◎山川予備校

■選択式

24点・23点

救済:厚年・国年 

■択一式 

45点・46点

救済:なし

 

◎資格の大原

■選択式

救済:労一・国年・社一・厚年(表記順)

■択一式

45点前後

救済:常識

 

◎LEC

■選択式 

23点

救済:国年は可能性高い、労一・社一も可能性ある

■択一式 

45点

救済:なし

 

◎LEC 澤井講師

■選択式

25点

救済:国年

■択一式

45点

救済:なし

■合格率 9%台

 

 

【4】平成25〜29年度の合格基準(補正措置)

当時合格率が過去最低だった平成25年度と、合格率がV字回復した平成26年度と、ダントツ最低の驚愕の合格率だった平成27年度と、「超低合格率時代」突入にブレーキのかかった平成28・29年度の合格基準を載せておきます。
 ◆平成25年
(合格率)
 5.4%
(択一式)
合格点:46
救済:なし
(選択式)
合格点:21 
救済:労災2、雇用2、社一1、健保2
 
◆平成26年
(合格率)
9.3%
(択一式)
合格点:45 
救済:一般常識
(選択式)
合格点:26 
救済:雇用2、健保2
 
◆平成27年
(合格率)
2.6%(ダントツに史上最低)
(択一式)
合格点:45
救済:なし
(選択式)
合格点:21点
救済:労一2、社一2、健保2、厚年2
 
◆平成28年
(合格率)
4.4%
(択一式)
合格点:42
救済:一般常識、厚年、国年
(選択式)
合格点:23
救済:労一2、健保2
 
◆平成29年
(合格率)
6.8%
(択一式)
合格点:45
救済:厚年
(選択式)
合格点:24
救済:雇用2、健保2
 
平成27年度は当時過去最低となっていた平成25年度試験の合格率5.4%をさらに2.8ポイントも下回る2.6%驚くべき結果となりました。
その翌年の平成28年も一部で前年の反動で高くなると言われていましたが、合格率・4.4%と決して高水準とは言えない結果となりました。
ここ6年を振り返ると、7.0%➡︎5.4%➡︎9.3%➡︎2.6%➡︎4.4%➡︎6.8%と高低を繰り返していましたが、平成29年は合格率がまた下がってしまうのか?とも見られていましたが、2年連続上昇で少しホッとしました。
平成27年で合格率が極端に下がってしまった背景は未だに判然としませんが、「合格基準の考え方」が公表されたことが少なからず起因しているような気もします。
 
 

【5】受験申込者数の推移

◆平成25年
(受験申込者数)
63640人
(受験者数)
49292人
(受験率)
77.5%
(合格者数)
2666人
(合格率)
5.4%
 
◆平成26年
(受験申込者数)
57199人(前年比ー6441人)
(受験者数)
44546人(前年比ー4746人)
(受験率)
77.9%
(合格者数)
4156人(前年比+1490人)
(合格率)
9.3%(前年比+3.9%)
 
◆平成27年
(受験申込者数)
52612人(前年比―4587人)
(受験者数)
40712人(前年比ー3834人)
(受験率)
77.4%
(合格者数)
1051人(前年比ー3105人)
(合格率)
2.6%(前年比ー6.7%)
 
◆平成28年
(受験申込者数)
51953人(前年比―659人)
(受験者数)
39972人(前年比ー740人)
(受験率)
76.9%
(合格者数)
1770人(前年比+719人)
(合格率)
4.4%(前年比+1.8%)
 
◆平成29年
(受験申込者数)
49902人(前年比ー2051人)
(受験者数)
38685人(前年比ー1287人)
(受験率)
77.5%
(合格者数)
2613人(前年比+843人)
(合格率)
6.8%(前年比+2.4%)
 
◆平成30年
(受験申込者数)
49582人
(受験者数)
38472人
(受験率)
77.5%
(合格者数)
2413人
(合格率)
6.3%

 

【6】社労士試験今昔物語

過去何度かこの社労士試験を受験している方にとってはよくご存知の内容(残酷物語)ですが、今年初受験だった方の中にはご存知ない方もいらっしゃると思いますので、この6年間で社労士試験がどのような変遷を辿って来たのかを私の目線でご紹介いたします。

 

この記事▼でも書きましたが、社労士試験は平成27年以前は合格基準がほとんど「闇の中」でした。

www.hikarujinzai.com

 

どのように総得点の合格点が決められ、どのように補正科目が選ばれているのか明らかにされない正にブラックボックスの中だったのです。

昨年合格基準の考え方が厚労省から公表されましたが、その前は合格基準が全く明らかにされておらず、どのようにその合格基準が決定されているか知ることができませんででした。

▼厚労省から公表された合格基準の考え方▼

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11202000-Roudoukijunkyoku-Kantokuka/sankou1.pdf

 

以前も今のように昨年対比で考える考え方(推測)もありましたし、事実合格基準が存在していてそれが実行されていたのかもしれませんが、合格率や合格者数ありきで丁度良い合格基準が行政の裁量で決定されているといった考え方(推測)の方が主流(私の周辺では…)でした。

試験問題全体の難易度や、科目別の正解率の高低の順ではなく、丁度良い合格者の人数にするためだけの視点で合格基準が決められているのではないかとさえ見られていたのです。

それはそれは今では想像を絶するようなミステリアスな(恐ろしい)試験制度だったのです。

今のように平均点等の本試験データも公開されていなかったので、発表された合格基準が適正なのか(受験者の能力を公平に反映したものなのか)どうか確認することすらできなかったのです。

その不明瞭さに業を煮やし訴訟に踏み切った方がいらっしゃるほどなのです。

(その結果今のように合格基準が明らかになりましたが、税理士試験はじめ他の資格では合格基準や採点方法が明らかになっていないものはまだまだ沢山あります。中小企業診断士試験の2次試験は模範解答すら公開されません。)

 

もう踏み込んで言うと、資格学校の採点サービスデータから弾き出した発表前の予想を嘲り笑うような意外な結果が合格発表日に情け容赦なく晒され、数多くの受験者が阿鼻叫喚をきわめてきた歴史があるのです。

そんな理不尽で不条理な試験制度との悪評が定着する幕開けとなったのが当時としては戦慄の合格率(5.4%)と言われた平成25年の本試験でした。

その平成25年から順を追ってお話しします。

 

◆平成25年

平成25年は選択式の難易度が異常に高く、どの科目が何点救済されるのか注目されました。

中でも「労災」と「社一」が2点救済か1点救済かで喧々諤々議論が繰り広げられました。

結果は「労災」が2点救済で「社一」1点救済でした。

  • 「労災」1点救済を予想した資格校:資格の大原、クレアール、 I.D.E、辰巳
  • 「社一」1点救済を予想した資格校:ユーキャン、クレアール、I.D.E

逆に「雇用」は資格スクールの予想では救済されないと見られていましたが、意外にも救済されました。

  • 「雇用」2点救済を予想した資格校:なし

(結果)

<択一式>45点 

救済:なし

<選択式>21点 

救済:社一1点、労災・雇用・健保2点

<合格率>5.4%

 

(トピックス)

なぜ選択式で労災が1点救済されず、雇用が2点とはいえ救済されたのか?

なぜ合格率を5.4%まで絞ったのか?(絞ったと能動的に表現するのは、当時は行政の裁量の存在を意識していたため。以下同じ。)

 

◆平成26年

平成26年は、難易度が低いと言われた選択式の中でも最も出来が悪いと見られていた「労一」が救済されず、発表前の予想を覆して「雇用」と「健保」が救済されました。

  • 「労一」2点救済を予想した資格校:I.D.E、辰巳、その他多くが可能性を示唆
  • 「雇用」2点救済を予想した資格校:なし
  • 「健保」2点救済を予想した資格校:なし

択一式においては珍しく救済科目(「常識」)が出ました。

  • 常識」を3点救済した資格校:I.D.E

また択一式の合格ラインがかなり高くなるのではないかと予想されましたが、意外に低く落ち着きました。

  • 択一式の合格ライン46点以上を予想した資格校:TAC、LEC、資格の大原、クレアール、辰巳

(結果)

<択一式>45点 

救済:常識3点

<選択式>26点 

救済:雇用・健保2点

<合格率>9.3%

 

(トピックス)

なぜ選択式で労一が救済されず、ほぼ注目されなかった雇用や健保が救済されたのか?

なぜ高い合格点が予想された択一式が予想外に低い合格点で決着したのか?

なぜ合格率を一気に9.3%まで上げたのか?

 

◆平成27年

平成27年は史上最低の合格率2.6%となった年度です。

この年は何と言っても選択式でほとんどの資格校が予想した労災が救済されなかったことに尽きます。

未だになぜ労災が救済されなかったのかは闇の中です。

  • 「労災」2点救済を予想した資格校:TAC、LEC、資格の大原、ユーキャン、クレアール、I.D.E、辰巳、山川

(結果)

<択一式>45点 

救済:なし

<選択式>21点 

救済:労一・社一・健保・厚年2点

<合格率>2.6%

 

(トッピックス)

なぜ選択式で労災が救済されなかったのか?

なぜ合格率を一気に2.6%まで絞ったのか?

 

◆平成28年

平成28年は厚労省から「合格基準の考え方」が公表された年です。

この年は択一式の合格基準点が予想以上に低かったのが特徴です。

  • 択一式の合格ライン43点以上を予想した資格校:TAC、LEC、資格の大原、ユーキャン、クレアール、I.D.E、辰巳、山川

また択一式の救済が3科目も行われたのに対し、選択式の救済が2科目に止まったということも発表前に予想を裏切りました。

  • 択一式の救済を明確に予想した資格校:なし
  • 選択式の「労一」「健保」以外の救済(特に雇用)を予想した資格校:TAC「雇用」、LEC「雇用」、資格の大原「雇用・社一・厚年」、I.D.E「雇用・社一」、辰巳「雇用」、山川「雇用」

(結果)

<択一式>42点 

救済:常識・厚年・国年3点

<選択式>23点 

救済:労一・健保2点

<合格率>4.4%

 

(トピックス)

合格基準の通り

 

◆平成29年

平成29年は合格率がまた下がるのか、ある程度安定するのかが注目された年でした。

結果的には前年の4.4%から6.8%にアップし合格者は一息つくことができました。

この年は択一式の合格基準点が前年より3点も高かったのが特徴です。

また択一式「厚年」の救済は少し意外でした。

  • 択一式の合格ライン45点以上を予想した資格校:i.d.e、辰巳、安全衛生、クレアール、LEC
  • 択一式の「厚年」救済を予想した資格校:i.d.e、辰巳、クレアール

また選択式の救済は「雇用・健保」の2科目でしたが、本命「健保」は順当に補正が行われましたが、ついで救済予想が多かった「労一」がまたしても涙を飲み、あまり注目されていなかった「雇用」の救済はちょっと驚かされました。。

  • 選択式の「労一」を予想(してハズ)した資格校:i.d.e、辰巳、安全衛生、フェニックス、クレアール、LEC、資格の大原、山川
  • 選択式の「雇用」を予想した資格校:なし

(結果)

<択一式>45点 

救済:厚年3点

<選択式>24点 

救済:雇用・健保2点

<合格率>6.8%

 

(トピックス)

合格基準の通り

 

平成30年の結果が厳格に合格基準通り決着するのかどうか、この記事を書いている時点ではまだ不明ですが、合格発表後に動画でじっくりと検証していきます。

 

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以上が【社労士試験2018ついに運命の合格発表!】運と努力が交錯する過酷な社会保険労務士試験の結末やいかに?でした。

末筆になりましたがこの小ブログ(特に無料相談室)に本当にたくさんの方にお越しいただきこの場をお借りして御礼申し上げます。

 ◎「国年2点」救済待ちの方からのご相談

www.hikarujinzai.com

 

タイトルで「運と努力が交錯する」などと失礼な表現をさせていただきましたが、紛れもなくみなさんの実力で勝ち取った合格です。

ご無礼は何卒お許し下さい。

また残念ながら涙を飲んだ方も、流した涙が多ければ多いほど実力差は紙一重だったはずですので、リベンジされる方は来年は補正の有無に惑わされることのない「完全合格」目指して頑張ってください。

小ブログがその一助になれれば幸いです。

さらに近日中に振り返りと来年に向けての動画を公開予定ですので是非そちらもご覧いただけると幸いです…

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