2018年宅建士試験を受験したみなさんこんにちは!
いかがお過ごしですか?
現時点での宅建試験の合格ライン予想はこんな感じです。
ひかる人財プロジェクトは、最終予想動画の投稿予定を少し前倒しして、
11月18日 20:30
に合格ライン最終決断一点予想を公開しました!
その動画の中で今まで...
本命 36点 80%
対抗 37点 20%
と予想していた合格ラインを...
37点 一点予想
と変更しました。
今まで「36点本命」と動画やブログで散々撒き散らしておいて、この段階でのこの変節はクズ以外の何ものでもない!と動画のコメント欄で叩かれました。
私がもし今年の36点組だったとしたら同じことを感じるでしょう。
無論私も当初の「36点本命予想」を貫き通したかったのが本音です。
動画の中でも申しましたが、36点決着のデータを必死で探し求めました。
その中で光明のようなものも見つけました。
見つけたからこそ本当に迷いました。
でも総合的に見て、もし一点予想するのであればやはり「37点」で出すしかないと覚悟を決めました。
その苦渋の決断の裏側を今日は少しお話しします。
◎苦渋の決断の裏側
①TAC平均点と合格点の相関
昨年(2017年)の合格ラインは今までの合格ライン予想のメソッドをことごとく裏切った変貌元年となりました。
※参考までに昨年書いた記事です。
ざっくり言うと、スクール組と独学組の得点の乖離がグッと縮まった年でした。
今までの予想メソッドで予想した合格ラインより、実際の合格点がほとんどのデータにおいても「1点」ほど高く出てしまった元年だったのです。
例えばこのTACとの相関も±0点(最高値)の35点で決まっています。
このトレンドが今年も続くのか、それとも平成28年以前に戻るのかは定かではありませんが、もし続くと見るとやはり±0点の37点(最高値)で決まる公算が大です。
この近似曲線においても昨年の平均点から導出される値は34.04でしたが、実際の合格点は35点と1点上振れしました。
今回は36.19と導出されていますが、1点上振れするとすれば37点で決着しそうなムードです。
②LEC平均点と合格点の相関
LECも先ほどのTACとほぼ同様です。
昨年はLEC平均点+1点(最高値)の35点で決まっています。
このトレンドが続くとなると、LEC平均点+1点の37点(最高値)で決まると予測するのが自然です。
近似曲線においても同じ傾向です。
昨年のLEC平均点から導出される値は33.95でしたが、実際の合格点は35点と1点上振れしました。
今回のLEC平均点からは35.83と導出されますが、1点上振れするのであれば37点で決まることとなります。
③LECの得点分布
これは動画の第一弾からご説明していますが、平成28年でもLEC得点分布64%以下、平成29年だとLEC得点分布55.7%以下が合格ラインとなっていましたが、今年の36点はそのいずれの得点分布をも下回れず65.7%となっています。
このデータからも今年の合格ラインは37点以上と見るのが妥当です。
④ユーキャン平均点と合格点の相関
ユーキャンもTAC・LECと同じような傾向です。
昨年はユーキャン平均点+4点の35点で決まっています。
このトレンドが続くとなると、ユーキャン平均点+4点の38点で決まってしまう可能性すら否定できないのです。
近似曲線においても同じ傾向です。
昨年のユーキャン平均点から導出される値は33.91でしたが、実際の合格点は35点と1点上振れしました。
今回のユーキャン平均点からは37.47と導出されていますが、1点上振れすれば恐ろしいことに38点で決まることとなります。
さらに言えば、37.47は四捨五入して38点の領域に非常に近いのです。
⑤ユーキャンの得点分布
動画の中でも説明しましたが、今年のユーキャンの得点分布です。
38点で34.7%
37点で44.1%
36点で52.0%
です。
ユーキャンと本試験の合格率を比較して、
ユーキャンと本試験の乖離が一番大きかったのが平成25年の3.07倍
一番乖離が小さかったのが今日話題の中心となっている確変した平成29年の2.25倍
過去7年の乖離を平均しても2.64倍となっています。
これらの数値を参考にして今年の合格率を予想します。
合格率の15%~18%のレンジに入るパターンで予測すると...
36点はもっともユーキャンと本試験の乖離が大きい年の倍率を使って16.94%
37点は平均的な乖離の倍率を使って16.70%
38点は確変した昨年(最も乖離が小さい)の倍率を使って15.42%
となります。
とにかく今年のユーキャンのデータを信頼してそのまま使い、スクール層と独学層の乖離のトレンドが昨年同様と仮定すると、38点決着すら現実味を帯びてきてしまうのです。
⑥36点決着の光明
動画の中で詳しく説明しましたが、
「ユーキャンの平均点が過去の年度より高すぎる説」
は私の仮説であり妄想の域を出ませんが、なくはないと思っています。
そこでユーキャンデータ過去3年の37点以下の人数の減り方をグラフにしてみました。
縦軸の%は37点の人数と各点数(横軸)の人数の比率です。
平成29年と平成28年は減り方がとても似ています。
平成30年が問題が易化したのはわかりますが、それにしてもちょっと減りすぎだと思いませんか?
減少比率ですので、もう少し過去の減り方と似ていても良いような気がしてしまいます。
違和感を感じますが、ただ仮説の域は出ません…
これが36点への私の精一杯のエールです。
この仮説を信じて最後まで「36点本命」を貫きたかったのですが、昨年から潮目が変わってしまった流れ(独学組のレベルが上がり、スクール組との乖離が小さくなった)を加味すると、ユーキャンデータだけではなく、総合的に見ても「37点決着」が妥当と言わざるを得なかったのです。
苦渋の決断ではありましたが、当初の予想を変更してしまって本当に申し訳ありません。
いかがだったでしょうか、以上が【宅建試験2018の合格ライン36点本命をなんと37点一点予想に変更】その苦渋の決断の裏側を少しだけお話しします...
でした。
予想を変えたご批判は免れないのは承知しております。
今となっては「一点予想」をすると公言してしまった自分を恨んでいます。
ただ安易に予想しているわけではないことを少しでも知っていただきたかったので記事にしてみました。
この内容を詳しくお知りになりたい方はこの動画をご視聴ください。
『次回動画は合格発表直後に投稿予定です!』
◎第一弾!本命・対抗予想動画の補足
みなさんの合格を心よりお祈りしております…
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