行政書士試験を受験したみなさん(これから受験予定のみなさん)こんにちは!
自己採点の結果はいかがでしたか?
合格確実(逃げ切り確定)ですか?
惜しくも不合格確定ですか?
ボーダーライン上(記述式の得点次第)ですか?
いずれにしても本当にお疲れ様でした。
(今から受験する方は最後まで諦めずにラストスパート頑張ってください。
そして本試験会場からご自身の復元解答を必ず持ち帰ってください。
特に「記述式」は一字一句違わずお持ち帰りください。
その理由はきっと近い将来お解りになる時がきます。)
理論的に置かれる立ち場をグループ分けすると下記3パターンのいずれかになると思います。
- 合格確実の方(記述以外で180点以上)
- 不合格確定の方(記述以外で120点未満)
- ボーダーライン上の方(記述以外で120点以上180点未満)
この記事は主として3番目のボーダーライン上の方に向けて書いています。
目次
【1】行政書士試験について
行政書士試験の合格点は300点満点の180点以上です。
そこでその配点を大きく分けると300点満点のうち、
- 記述式:60点
- 記述式以外(マークシート):240点
となります。
- この記述式以外で240点満点中180点GETできればこの時点で合格確定(逃げ切り)です。
- 逆に240点満点中120点未満しかGETできないとこの時点で不合格確定です。
- 残りの120点以上180点未満の得点だった方がいわゆる理論的に合格の可能性があるボーダーライン上(記述式の採点待ち)です。
ただ記述式を60点満点GETするのは至難の業ですので、140~150点程度以上の方が常識的にはボーダーライン上にいると思われ、この層が合格発表まで記述式で何点GETできたのか悶々とする日々を送ることとなります。
(もちろん記述式で60点満点も可能性ゼロではありませんので120点そこそこの方も諦めないでください。)
因みに私は2回受験して、1回目が記述式以外⇨150点前後で「不合格」、2回目が記述式以外⇨160点前後で「合格」でしたので試験後から合格発表までのなんとも言えない気持ちの悪い心境が痛いほどよくわかります。
当然「記述式」は機械ではなく人間が採点します。
一般的にはキーワードに配点が振られていると言われていますが、そう簡単にいくはずもなく、文脈やニュアンス、誤字・脱字、字のうまい下手など、採点者のさじ加減や試験センター(行政)の思惑が多かれ少なかれ影響しているのではないかと囁かれています。
またある程度合格率を調整する(平準化する)ために、記述式以外の平均点が高ければ記述式の採点を辛くし、記述式以外の平均点が低ければ(難易度が高ければ)、採点を甘くするといった傾向も過去明らかに現れています。
いわゆる記述式の採点が合格率の「調整弁」に使われている可能性が高いということです。
そんなこんなで記述式以外で180点得点することが受験者にとってのベストシナリオとなるわけですが、なかなかそうは問屋が卸さないのが行政書士試験の現実です。
今年もおそらくボーダーライン上でハラハラしている方が数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、記述式の採点を左右すると言われている、記述式以外の問題の難易度について、各資格学校や講師陣等の講評、総評、コメント等をまとめていきます。
できるだけ多くの方が幸せになれる「難易度高い」「難化」「記述式採点甘め」というキーワードをひたすら探していこうと意気込んでおります。
とにかくどんな些細な情報でも見つけ次第シェアしていきますので、みなさんにとっては結局は気休めにしかならないでしょうが、もしよろしければお付き合いください。
「今年の問題は超簡単⇨記述の採点が辛くなる=鬼採点」
という好ましくない流れになることだけは避けたいところです。
※鬼採点:記述式採点が鬼畜のように辛いこと
それでは合格発表日までよろしくお願いいたします!
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【2】解答速報
先ずは各社の記述式の模範解答をチェックしてください。
※サイトが公開されたものからURLを貼り付けていく予定です。
◆資格の大原
↓↓↓
◆LEC
↓↓↓
◆TAC
↓↓↓
◆フォーサイト
↓↓↓
◆ユーキャン
↓↓↓
◆東京法経学院
↓↓↓
令和元年度 行政書士試験 みらなび速報 受験生特設ページ |東京法経学院
◆クレアール
↓↓↓
◆伊藤塾
↓↓↓
◆合格道場
↓↓↓
【行政書士試験!合格道場】過去問無料の行政書士試験通信講座・独学支援
◆辰巳法律研究所
↓↓↓
【3】講評・総評・コメント
見つけたものから順不同で貼らせていただきます。
詳しくは◉講師名、スクール名をクリックしてください。
あくまで講評、コメント、動画の一部ですので、全文は各サイトをご参照ください。
※関係者の皆様には何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 m(_ _)m
令和2年11月11日 5:30現在
問題の質はさておき、個人的には以下のような見解です。
問44
被告を間違えても、大幅減点はないだろうと思います。
(過去に、被告だけ記載した方が6点もらえていたので、逆に被告だけ間違えた人は6点マイナスと考えることもできます。)
問45
複数解答の可能性があるということは、得点できる可能性が高まったと考えるべきです。
問46
解答に幅を持たせられるので、正確な記載ができなくても、部分点を狙うことができる問題です。
今年は、問題45の正式な解答が不明瞭です。
(現在、どうして不明瞭なのか。どういう解答があり得てしまうのか。こういったことを踏まえた完全解説を作成中です。)
そのため、記述式の得点がどの程度なのかを想定することすらできません。(もちろん、問題45が全く書けていない。つまり、0点だという場合は、ある程度想定することが可能です。それ以外の方は、今年度に限っては、受験指導校が行っている記述式採点サービスの類を利用しても、参考値にすらならないということです。)
合格発表まで待つことが非常に辛い。ここまで辛い年はないのではないかというくらい辛い。
そういう状況だと思います。
なお問題36については議論があるようです。
まずアとエが誤りであることは明白です。この時点で肢2が正解になりそうです。
オは商法587条に関する問題ですね。たしかにこの規定にはただし書がありますので、常に必ず免責されるわけではないといえばそうです。そうなるとオは限定をかけずにただ免除されるとしている点がおかしいのは確かです。
てすから厳密に言ったら、肢5も正解です。
つまり出題ミスになります。
以下、記述式について、簡単にコメントしておきます。
今年度の試験は、個人的には異例なことが多いなと思いました。主に、以下の4点です。
まず、問44(行政法)
横溝先生や、他の先生も指摘をしている、「被告適格」についてです。
私も当初はA県が被告だと考えていましたが、よくよく考えて調べてみると、「土地区画整理組合(本件組合)」が被告であるようにも思えてきました。
◎LEC(差し替え後)
今年の試験は色々モヤモヤする内容でした。
中でも記述については、かなりモヤモヤします。
◎辰巳法律研究所(リーダーズ総合研究所)
◎伊藤塾
◎クレアール
<11/8(日)時点の総評>
憲法・基礎法学・・・昨年より難
行政法・・・昨年並もしくはやや易
民法・・・昨年よりやや易
商法・会社法・・・昨年並
多肢選択・・・昨年より易
記述・・・昨年よりやや易
一般知識・・・昨年並
これだけ見るとトータルで昨年よりやや易となりますが、これは昨年が例年に比べて難しかったからであり、過去5年の試験を踏まえると、標準的なレベルだったと考えています。
択一の平均点が多少上がる気がするので、記述採点への影響が気になるところですが、最近は「合格率10%調整」をするつもりがないようなので、特に厳しい採点はしないと思います。
今年の記述の問題を見ていて感じたこと。
解答速報はあくまでもLECさんの公式解答を尊重して話すのですが、いくつか気になった点を書きます。
◎資格の大原
◎TAC
◎アガルート
◎LEC
◎ユーキャン
◎フォーサイト
◎アガルート
そして、自己採点は必ずやってくださいね。真剣に試験と向き合ってきたのなら、これは当然の義務だと考えてください。自己採点するまでが、試験です。
LECでは、今日の19時からYou Tubeライブにて、解答速報会を実施します。
担当は私です。
たとえば前日にやるとよいと思われることをいくつかあげてみます。
①憲法の条文確認
②何度か間違えた問題(民法、行政法中心)の最終確認
③最後に見ておきたい記述問題を選んでおき、それの確認
④行政法条文確認、定義など単純知識の確認
⑤各種目的条文確認
⑥その他あなたが気になる分野の確認
テキストの内容を確認するのは、前日までにすませておきましょう。
本試験では、正答率70%以上の問題を一問も落とさないようにすること。多数派に乗っかること。これが基礎点となります。また、例年正答率が50%前後になる問題は、法令択一式では、10問前後あります。この辺りを6〜7問しっかりと取る。すると、いわゆる合格ラインに滑り込める。そんなイメージです。
◉TAC(準備中)
行政書士データリサーチ
人
総合
法令科目
一般知識科目
◉LEC(準備中)
2020年度 行政書士試験無料成績診断 平均点
総合 点/300点
法令総合 点/244点
法令択一 点/184点
記述 点/60点
一般知識 点/56点
(参考)昨年(2019)の合格発表
- 受験者数 39821人
- 合格者数 4571人
- 合格率 11.5%
- 合格者平均得点 196点
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